この記事では、先払いファクタリングの概要から、先払いファクタリング業者10選まで詳しく解説していきます。
また、先払いファクタリングのメリットやデメリットも解説していきます。
目次
先払いファクタリングとは?

まずは、先払いファクタリングがどのようなサービスなのかを解説していきます。
また、先払いファクタリングの契約方式である、「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」についても解説していきます。
- 先払いファクタリングとは売掛債権を業者に買取してもらうサービスのこと
- 先払いファクタリングをすることで、キャッシュフローが回る
- 法人だけではなく、個人事業主も利用できる
- 「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2つの方式がある
売掛債権を業者に買取してもらうサービスのこと
先払いファクタリングとは、売掛債権(請求書等)を業者に買取してもらい、手早く現金化できるサービスです。取引先からの入金前に資金を調達できるため、キャッシュフローを回すことができます。
法人だけではなく、個人事業主が売掛債権を買取してもらう事も可能です。ただし、先払いファクタリング業者によっては、個人事業主に対応していない場合があります。
契約方法は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類
先払いファクタリングには、「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があります。
2社間ファクタリングは売掛債権を保有している利用者と先払いファクタリング業者との2社間で行われます。
一方で、3社間ファクタリングは売掛債権を保有している利用者と、先払いファクタリング業者、取引先の3社間で行われるのです。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの詳しい解説を行っていきます。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、売掛債権を保有している利用者と、先払いファクタリングとの2社間で行われる方式です。利用者が債権の回収を行い、回収した資金をファクタリング業者に支払います。
2社間ファクタリングは利用者が債権の回収や支払いを行うため、取引先にバレる事はありません。また、利用者とファクタリング業者との2社間で行われるため、資金調達までのスピードが早いです。
2社間ファクタリングの特徴をまとめると、以下の通りです。
- 利用者とファクタリング業者との2社間で行う
- 資金調達までのスピードが早い
- 取引先にバレない
- 利用者がファクタリング業者への支払いを行う必要がある
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、売掛債権を保有している利用者と先払いファクタリング業者、取引先(売掛先)の3社間で行われる方式です。取引先から債権譲渡の承諾を得て、取引先が先払いファクタリング業者に直接支払いを行います。
利用者を介さずに、取引先からファクタリング業者へ直接支払われるため、信頼度が上がります。そのため、2社間ファクタリングよりも審査に通りやすかったり、手数料が安くなったりするのです。
しかし、2社間ファクタリングよりも審査に時間がかかったり、取引先に先払いファクタリングの利用が通知されたりするデメリットがあります。
3社間ファクタリングの特徴をまとめると、以下の通りです。
- 利用者と先払いファクタリング業者、取引先企業の3社間で行われる
- 取引先が支払いを行うためファクタリング業者からの信頼度が高い
- 2社間ファクタリングよりも審査に通りやすい、手数料が安い特徴がある
- 2社間ファクタリングよりも審査に時間がかかる
- 取引先にファクタリングの利用が通知される
先払いファクタリングを行う流れ
- ファクタリング業者のホームページから利用申し込みをする
- 審査結果を待つ
- 審査完了後に買取額や手数料の提示がされる
- 問題が無ければ契約する
- 契約締結後指定の銀行口座に振り込まれる
- 期日に取引先からの資金を振り込んで完了
先払いファクタリング(2社間ファクタリング)を行う流れは上記の通りです。
ファクタリング業者のホームページから申し込みを行い、手順通りに進めていきましょう。申し込みの際には、債権に関する書類(請求書など)や口座の入出金履歴などの提出が必要になります。
利用するファクタリング業者によって必要書類が変わるため、事前に確認しておきましょう。
また、3社間ファクタリングの場合は、申し込み後に取引先からの承諾を得る必要があります。3社間ファクタリングは、取引先がファクタリング業者に入金を行うため、利用者が支払いを行う必要はありません。
1.ファクタリング業者のホームページから利用申し込み
まずは、ファクタリング業者のホームページから利用申し込みを行います。申し込みフォームや利用相談フォームを開いて、希望金額や契約方式などを選択して、申し込みや相談を行ってください。
申し込みの際に書類が必要になるので、あらかじめ用意をしておきましょう。ファクタリング業者によって審査に必要な書類が変わりますが、債権に関する書類や、口座の入金明細が確認できる書類などが必要になります。
また、自社の条件に合ったファクタリング会社を選ぶため、複数社に見積の申し込みをして比較するのが大切です。ただし、同じ売掛債権を別々のファクタリング会社に売却してしまうと二重譲渡になるので注意してください。
3.審査結果を待つ
申し込みが完了したら、審査が行われるのを待ちましょう。申し込みをする時間帯や取引先や利用者の信用度などによって、審査完了までの時間が変わってきます。
即日で資金調達を行いたい場合は、先払いファクタリング業者に相談をしておくのがおすすめです。
4.審査完了後に買取額や手数料の提示がされる
審査が完了して可決された場合は、買取額や手数料の提示がされます。実際に振り込まれる金額や、手数料が分かるので、しっかりと確認しておきましょう。
複数のファクタリング会社で相見積もりを取っておけば、手数料の比較ができます。もし、審査に落ちてしまった場合でも、他のファクタリング業者では審査に場合もあります。
5.問題が無ければ契約する
買取額や手数料に問題が無ければ、契約を締結しましょう。オンラインで完結する先払いファクタリングは、電子契約サービスを利用する場合がほとんどです。
6.契約締結後指定の銀行口座に振り込まれる
契約締結後に、指定の銀行口座に買取額が振り込まれます。ファクタリング業者によっては、即日で買取額を銀行口座に振り込んでくれます。
即日で資金調達をしたい場合は、ファクタリング業者の営業時間や振込対応時間等を調べておきましょう。
7.期日に取引先からの資金を振り込んで完了
取引先から入金がされたら、ファクタリング業者に振り込みをして、ファクタリングが完了します。支払い期日は取引先からの入金日と同日に設定されていることが多く、遅くても数日以内です。
いつまでに支払う必要があるのかを確認しておくようにしてください。
先払い買取ができる優良ファクタリング業者10選
先払い買取ができる優良ファクタリング業者10選を紹介していきます。
以下の表で優良ファクタリング業者をまとめているので、参考にしてください。
ファクタリング業者 | 手数料 | 入金スピード |
---|---|---|
PMG | 2%~ | 最短1.5時間 |
ビートレーディング | 2%~12% | 最短2時間 |
株式会社No.1 | 1%~15% | 最短60分 |
QuQuMo(ククモ) | 1%~14.8% | 最短2時間 |
日本中小企業金融サポート機構 | 1.5%~10% | 最短3時間 |
GMO BtoB早払い | 1.0%~12.0% | 最短2営業日 |
Mentor Capital | 2%~ | 最短即日 |
マネーフォワード | 初回:2%~10% 2回目以降:1%~10% | 最短2営業日 |
olta | 2%〜9% | 最短即日 |
AGビジネスサポート | 2%~12% | 最短即日 |
優良ファクタリング業者をそれぞれ解説していきます。
PMG

入金スピード | 最短1.5時間 |
手数料 | 2%~ |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・申込書 ・通帳のコピー ・請求書や注文書等 |
現金化可能額 | 50万~2億円 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要プランあり |
営業時間 | 8:30~18:00 |
PMGは4万件以上の取引実績があり、安心して申し込めるファクタリング業者です。申し込みから最短1.5時間という、ファクタリング業界内最高水準のスピードで振り込みを行ってくれます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応していて、手数料が2%からと低いのが特徴です。また、PMGは無料で財務コンサルティングを行ってくれるため、経営改善の手掛かりになります。
PMGは高い買取率で即日資金調達ができるので、非常におすすめのファクタリング業者です。
ビートレーディング

入金スピード | 最短2時間 |
手数料 | 2%~12% |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・口座の入出金明細 ・売掛金に関する書類、データ |
現金化可能額 | 制限なし 1万円~7億円の実績あり |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要プランあり |
営業時間 | 平日 9:30~18:00 |
ビートレーディングは7万件以上の買取実績がある、信頼度の高いファクタリング業者です。最短2時間で入金されるスピード審査や、オンライン契約などにより、利用しやすくなっています。
ビートレーディングはの買取率は最大98%と非常に高いのも利用しやすいポイントです。また、現金化可能額が1万円からと低いため、少額の資金調達がしやすいです。
ただし、ビートレーディングの営業は土日に営業していない点に注意してください。
株式会社No.1

入金スピード | 最短60分 |
手数料 | 1%~15% |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・通帳コピー(3ヶ月分) ・決算書(直近のもの) ・請求書 ・発注書・納品書 |
現金化可能額 | 10万円~5,000万円 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 登記留保可能 |
営業時間 | 平日9:00~19:00 |
株式会社No.1は高い買取率で即日で対応を行ってくれる、優良ファクタリング業者です。3社間ファクタリングであれば、最大で買取率99%のファクタリングを行ってくれます。
ノンリコース契約のため、取引先の倒産等のリスクがないのも嬉しいポイントです。
また、株式会社No.1は審査通過率が90%以上と高いのが特徴です。他のファクタリング業者の審査に落ちてしまった場合でも、株式会社No.1であれば審査に通る可能性があります。
QuQuMo(ククモ)

入金スピード | 最短2時間 |
手数料 | 1%~14.8% |
契約方法 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | ・入出金明細 ・請求書 |
現金化可能額 | 制限なし |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要 |
営業時間 | 平日 9:00~19:00 |
QuQuMoは最短2時間で先払いファクタリングを行ってくれる優良業者です。手数料が非常に低く設定されていて、債権譲渡登記が不要なので、利用しやすいです。
また、QuQuMoでは現金化可能額の制限が無いため、少額や高額のファクタリングを行いやすくなっています。
QuQuMoは3社間ファクタリングを行っていない点に注意してください。
日本中小企業金融サポート機構

入金スピード | 最短3時間 |
手数料 | 1.5%~10% |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・口座の入出金履歴 ・売掛金に関する書類 |
現金化可能額 | 制限なし 3万円~2億円までの実績あり |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要プランあり |
営業時間 | 平日 9:30~18:00 |
日本中小企業金融サポート機構は手数料1.5からという、高い買取率で先払いファクタリングを行える業者です。
申し込みから最短30分で審査結果が提示され、最短3時間で買取金額が入金されます。即日で資金調達をしたい場合に、日本中小企業金融サポート機構は向いています。
また、買取金額の制限が無く、少額のファクタリングを行いやすいのが特徴です。
GMO BtoB早払い

入金スピード | 最短2営業日 |
手数料 | 1.0%~12.0% |
契約方法 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | ・債権に関する書類 ・決算書 ・試算表 ・審査依頼書 ・取引基本契約書 |
現金化可能額 | 100万円~1億円 |
利用対象 | 法人のみ |
債権譲渡登記 | 不要 |
営業時間 | 平日 9:00~18:00 |
GMO BtoB早払いはGMOグループで安心してファクタリングの申し込みができます。2社間ファクタリング限定ですが、照す量が1%~と引くのが特徴です。
ただし、GMO BtoB早払いの初回利用時には利用審査が必要になります。2回目以降は審査が不要になるため、入金までのスピードが早くなります。
即日での資金調達はできないため、急いでいる場合は他のファクタリング業者を利用しましょう。
Mentor Capital

入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%~ |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・通帳のコピー ・売掛債権に関する資料 |
現金化可能額 | ※分かれば「最低〜最大」、わからなければ最大だけでOK |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要プランあり |
営業時間 | 平日 9:30~18:30 |
Mentor Capitalは最短即日で、先払いファクタリングが完了する優良企業です。審査通過率が92%と高く、他のファクタリング業者で審査に落ちていても、通過しやすくなっています。
また、買取率が最大98%と高いため、手数料を抑えたい場合におすすめです。債務超過や税金滞納をしている場合でも、審査に通りやすいのがMentor Capitalの特徴です。
マネーフォワード

入金スピード | 最短2営業日 |
手数料 | 初回:2%~10% 2回目以降:1%~10% |
契約方法 | ・2社間ファクタリング |
必要書類 | ・決算書一式 ・直近の残高試算表 ・買取希望債権の証憑 ・入出金明細 |
現金化可能額 | 50万円~数億円 |
利用対象 | 法人のみ |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
営業時間 | 平日 10:00~18:00 |
マネーフォワードは低い手数料で先払いファクタリングを行っている優良業者です。マネーフォワードグループの企業なので、安心してファクタリングの申し込みができます。
また、マネーフォワードのファクタリングは発注時点での買取が可能なため、利用することでキャッシュフローを回しやすいです。
マネーフォワードのファクタリングはオンライン上で手続きが完了するため、面倒な書類作成等は必要ありません。
olta

入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%〜9% |
契約方法 | 2社間ファクタリング |
必要書類 | ・昨年度の決算書一式 ・入出金明細 ・売却予定の請求書 |
現金化可能額 | 制限なし |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
oltaは手数料が2%〜9%と低く設定されている、優良ファクタリング業者です。上限が9%と低いため、審査結果による手数料の増加が気になりにくいです。
また、oltaは面談不要で、手続きがオンラインで完結します。低い手数料で、手間をかけずに即日でファクタリングができるのがoltaの特徴です。
AGビジネスサポート

入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%~12% |
契約方法 | ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
必要書類 | ・請求書 ・同一売掛先の入金済請求書 ・上記の入金が確認できる通帳 |
現金化可能額 | 10万円~ ※上限なし |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
債権譲渡登記 | 不要 |
営業時間 | 平日 9:30~18:00 |
AGビジネスサポートは大手消費者金融アイフルのグループ会社です。アイフルグループが提供しているファクタリングなので、信頼度が非常に高いです。
オンラインで完結して、最短即日で先払いファクタリングを行ってくれます。
また、AGビジネスサポートはノンリコース契約で、取引先から回収できなかった場合のリスクを請け負ってくれるので安心です。
先払いファクタリングのメリット
先払いファクタリングのメリットは以下の5つです。
- 資金調達ができる
- 審査に通過しやすい
- 取引先の倒産等で未払いになるリスクがない
- 融資でないため信用情報に影響しない
- 業績に関係なく利用できる
資金調達ができる
先払いファクタリングのメリットは、すぐに資金調達ができる点です。ファクタリング業者を利用することで、売掛先からの入金を待たずに、すぐに資金を用意することができます。
トラブル等で、売掛先からの入金が遅れたり、すぐに資金が必要になったりした場合に、売掛債権を現金化できるのが強みです。
審査に通過しやすい
先払いファクタリングは融資審査に比べて、審査に通過しやすいです。売掛債権の信頼度が高かったり、支払い期日が短かったりすると、審査に通りやすくなります。
しかし、利用者の信頼度や売掛債権の回収の確実性などによっては、審査に落ちる場合はあります。また、取引先の信頼度や利用者の信頼度によっても、審査の通過しやすい差は大きく変わってきます。
取引先の倒産等で未払いになるリスクがない
先払いファクタリングでは取引先の倒産等で資金が回収できない時に、ファクタリング業者に支払う必要が無くなります。基本的に、回収をするのはファクタリング業者になるため、未払いになるリスクが無くなります。
取引先様の破産リスクは弊社が負担。いわゆるノンリコース契約。
ただし、ファクタリング業者によっては、取引先の倒産等で回収ができない時に、利用者が回収を行わないといけない契約になっている場合があるので注意してください。
融資でないため信用情報に影響しない
先払いファクタリングは融資ではないため、信用情報に影響しません。そのため、事故情報が信用情報に登録されていても、ファクタリングで資金調達ができる場合があります。
また、ファクタリングを利用したからといって、信用情報に利用歴は残りません。
そのため、ファクタリングは信用情報に記録を付けずに、資金調達ができるのです。
業績に関係なく利用できる
先払いファクタリングでは、取引先が売掛債権を支払えるかどうかを判断します。利用者の業績が悪くても、取引先の信頼度が高ければ、利用できる可能性があります。
ただし、業績が著しく悪かったり、過去にファクタリング業者と問題を起こしていたりすると、利用できない場合があるので注意してください。
先払いファクタリングのデメリット
先払いファクタリングのデメリットは以下の2つです。
- 手数料がかかる
- 売掛債権以上の資金を用意できない
手数料がかかる
先払いファクタリングのデメリットは、手数料がかかる点です。ファクタリングでは手数料が10%を超える事があるため、利用することでで資金が少なくなります。
手数料をなるべく抑えたい場合には、3社間ファクタリングを利用するのがおすすめです。取引先にファクタリングの利用通知が行きますが、2社間ファクタリングに比べて手数料が低い傾向があります。
売掛債権以上の資金を用意できない
ファクタリングは売掛債権の買取のため、売掛債権以上の資金を用意することができません。先払いファクタリングの上限額は、売掛債権の額面になります。
売掛債権以上の資金調達が必要な場合は、融資を受けたりと、他の資金調達を行う必要があります。
先払いファクタリングを利用する際の注意点
先払いファクタリングを利用する際の注意点を解説していきます。
- 初回利用時は審査に時間がかかりやすい
- 悪徳業者に申し込まないように注意する
- 売掛先の信頼度等によっては利用できない事がある
- 手数料が高くなるケースに気を付ける
初回利用時は審査に時間がかかりやすい
先払いファクタリングを利用する際は、初回利用時は審査に時間がかかりやすい点に注意してください。
初回の登録自体に審査が必要であったり、利用者の属性を判断する時間が必要だったりと、利用に時間がかかってしまいます。
即日で資金調達をしたいけど、初回の利用で審査に時間がかかってしまうケースはめずらしくありません。
初めて使うファクタリング業者の場合は、時間に余裕をもって申し込みむようにしましょう。また、書類や入力の不備を無くすることで、審査時間が伸びる事態を防げます。
悪徳業者に申し込まないように注意する
先払いファクタリングを装った悪徳業者に申し込みをしないように注意してください。ファクタリングを装って高い金利でも貸し付けを行う悪徳業者が存在します。
中小企業の経営者などを狙い、貸金業登録を受けていない者が、ファクタリングを装って、業として、貸付け(債権担保貸付け)を行っている事案が確認されています。
ファクタリングの申し込みをする際に、優良業者かどうかを今一度チェックしましょう。
売掛先の信頼度等によっては利用できない事がある
ファクタリングの審査では、売掛先(取引先)の信頼度が重要視されます。売掛先の信頼度が低いと、先払いファクタリングを利用できない事があります。
特に、売掛先が個人事業主だと、ほとんどの場合でファクタリングの申し込みができません。また、申し込みはできても、審査に落ちやすいです。
手数料が高くなるケースに気を付ける
先払いファクタリングでは、手数料が高くなるケースに気を付けましょう。取引先からの入金までの日が遠い場合は、ファクタリングの手数料が高くなりやすいです。
また、2社間ファクタリングは3社間ファクタリングに比べて手数料が高くなります。
先払いファクタリングでよくある質問
先払いファクタリングでよくある質問に回答していきます。
- 先払いファクタリングで資金調達できるまでの時間は?
- 先払いファクタリングはオンラインで完結する?
- 先払いファクタリングでいくらまで資金調達ができる?
- 先払いファクタリングは取引先に知られない?
- 先払いファクタリングは土日でも利用できる?
- 先払いファクタリングは違法?
先払いファクタリングで資金調達できるまでの時間は?
先払いファクタリングで資金調達できるまでの時間は、ファクタリング業者によって異なります。ファクタリング業者によっては、最短数時間程度で入金されます。
即日で資金調達をしたい場合は、営業時間内の午前中に申し込みをするのがおすすめです。なるべく時間に余裕をもって、先払いファクタリングの申し込みを行いましょう。
また、書類の不備などによって、審査に時間がかかる場合があります。急いでいる場合は、入力や書類に不備がないかをしっかりと確認してから、申し込みをしてください。
先払いファクタリングはオンラインで完結する?
先払いファクタリングはオンラインで作業が完結する場合が多いです。ファクタリング業者にもよりますが、クラウドサインなどを利用して、オンライン上で審査や契約が完結します。
オンラインであれば、書類作成や提出の手間がないため、スピーディにファクタリングを行えます。気になる場合は、ファクタリングの申し込みをする前に、オンラインで完結するかどうかを確認しておきましょう。
先払いファクタリングでいくらまで資金調達ができる?
先払いファクタリングでいくらまで資金調達ができるかは、ファクタリング業者によって変わってきます。制限がないファクタリング業者だけではなく、下限や上限が決まっている場合もあります。
特に、少額の資金調達を行いたい場合は、記載されている下限や買取実績をチェックしましょう。また、ファクタリング業者に直接相談をすることで、少額のファクタリングができる場合があります。
先払いファクタリングは取引先に知られない?
2社間ファクタリングであれば、取引先に知られることはありません。
2社間ファクタリングは取引先からの支払い後に、利用者がファクタリング業者に入金をします。そのため、取引先がファクタリングの利用を知る術がありません。
ただし、3社間ファクタリングは、取引先にファクタリングの利用がバレてしまいます。3社間ファクタリングでは、取引先の承諾を得て、取引先がファクタリング業者に支払いを行います。
取引先にファクタリングの利用をバレたくない場合は、2社間ファクタリングを利用するのがおすすめです。
先払いファクタリングは土日でも利用できる?
先払いファクタリングは、土日でも利用できます。しかし、土日に営業をしていないファクタリング業者が多いため、利用前に営業時間を調べておきましょう。
また、土日にファクタリングの申し込みをすると、入金が遅くなる場合があるので注意してください。
先払いファクタリングは違法?
先払いファクタリングは違法ではありません。ファクタリングは事業者の資金調達の手段の1つで、国から認められています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
ただし、中には違法なファクタリング業者がいるので注意してください。手数料が著しく高かったり、貸し付けを無許可で行っていたりする場合は要注意です。