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楽天モバイルやLINEMO/povo2.0/ahamoなどモバイルSIMを複数契約し、長期的な視点で評価しながら、通信クリエーション編集部のライターがコンテンツを制作しています。
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auでも最大22,000円分のお試し割が提供できるようになった
総務省は、そのキャリアのプランを初めて契約するユーザーを対象とした、最大22,000円までお試し割を2024年12月26日に解禁しました。
画像引用元:au
この記事ではこんな疑問に回答します。
- au・UQモバイルでは2025年1月10日時点でお試し割の提供はない
- 携帯料金のお試し割制度が2024年12月26日より総務省によって解禁されたが、現時点でお試し割の提供を発表した携帯キャリアはない
- 特に楽天モバイルがお試し割をスタートさせた場合、KDDIの中では格安ブランドのUQモバイルが対抗しお試し割を打ち出す可能性が高い
2025年1月時点でお試し割を公式発表したキャリアはない
総務省が携帯業界のお試し割の規制緩和を発表
意見募集の結果を踏まえ、「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」(修正箇所表示版:~[別紙2](https://www.soumu.go.jp/main_content/000980312.pdf)~、改正版:~[別紙3](https://www.soumu.go.jp/main_content/000980313.pdf)~)を改正しました。
携帯キャリア4社の中で、お試し割をスタートすることを公式発表したキャリアはありません。
auはまだ楽天モバイルの出方を様子見か?
2025年1月10日時点で、KDDI系の回線ブランド(auやUQモバイル)では携帯お試し割は提供されていません。今後のお試し割の提供予定も未定です。
お試し割制度は、業界4位の楽天モバイルの強い要望で規制緩和が決まりました。
画像引用元:楽天モバイル
楽天モバイル以外の3社(au、ドコモ、ソフトバンク)はまずは楽天モバイルの出方を様子見しているように伺えます。
auやUQモバイルからお試し割が開始されるのは、楽天モバイルでお試し割が公式発表されて以降になりそうです。
auの料金プランでお試し割は提供されるのか?
auでは2025年1月10日時点ではお試し割を提供していません。
auは業界第2位の携帯キャリアで、以下の3つのブランドを軸にサービスを提供しています。
- au
- UQモバイル
- povo
auの使い放題プランが導入可能な割引額は?
携帯料金お試し割の規制の上限は税込22,000円分です。
ℹ︎ 表は左右にスライドできます
お試し割の規制内容 | |
---|---|
割引金額 | 最大22,000円(税込)まで |
割引期間 | 最大6ヶ月間まで |
割引対象の料金 | 通信回線だけを契約する場合に対象となる スマホ端末+回線セットは対象外 |
割引対象条件 | 新規契約/他社からのMNP乗換の場合&初めて利用する携帯キャリアの場合 1キャリアにつき1ブランドまで適用 (例)auとワイモバイルのうちどちらか1つ 同じ名義での回線追加は対象外 |
auのギガ使い放題プラン 使い放題MAX+5G/4Gの月額料金は7,458円(税込)と、6ヶ月間無料で提供しようとすると、合計割引料金は22,000円を大きく超えてしまいます。
画像引用元:au
規制緩和の上限の6ヶ月間の料金を無料にすることはできないので、
- 最初の2-3ヶ月間を無料とするキャンペーン
- 6ヶ月間の月額料金を毎月3,000円程度割引して提供するキャンペーン
を打ち出してくる可能性が高いです。
格安なUQモバイルはお試し割が提供される可能性が高い
auの回線ブランドの中で、特に顧客獲得が好調なのは格安ブランドのUQモバイルです。
画像引用元:UQモバイル
楽天モバイルがお試し割を打ち出してきた場合、auでも楽天モバイルとライバル関係にある格安ブランドのUQモバイルが対抗してお試し割を打ち出す可能性が高いです。
UQモバイルは6ヶ月間無料でお試し割を打ち出せる
UQモバイルで現在提供されている料金プランは3プランとも割引適用前の月額料金を6ヶ月間無料でお試し割を打ち出せる価格設定となっています。
ℹ︎ 表は左右にスライドできます
プラン名 | 月額料金 | お試し割の 導入予想 |
---|---|---|
コミコミプラン+ | 3,278円(税込) | 6ヶ月間無料でお試しできる |
ミニミニラン | 2,365円(税込) 各種割引適用前 |
6ヶ月間無料でお試しできる |
トクトクラン | 3,465円(税込) 各種割引適用前 |
6ヶ月間無料でお試しできる |
お試し割が導入されれば、特に月間データ容量が33GBにアップして人気のコミコミプラン+への加入希望者が増えそうです。
画像引用元:UQモバイル
ミニミニプランは月間データ容量が最大4GBと少ないのですが、お試し割がなくても各種割引適用後に最安月額1,078円(税込)で利用できてしまいます。
ミニミニプランにお試し割が導入されるメリットはコミコミプラン+よりも弱いです。
画像引用元:UQモバイル
お試し割の開始と同時に高い残価での返却プログラムの規制が強化された
auでは、高額化したスマホ端末代金の負担感を軽減する、スマホトクするプログラムが人気です。
2024年12月26日から、auのスマホトクするプログラムを含む、返却プログラムにおける高い残価での残債免除が規制されます。
具体的には、2024年12月26日以降はいつでもカエドキプログラムなどの返却プログラムで定める残価(残債免除額)は、中古携帯電話販売事業者の業界団体であるリユースモバイルジャパン(RMJ)の平均値を基準に設定することが求められるようになります。
この規制の導入後は、特に中古買取価格がiPhoneより値下がりしやすい、Androidスマホのスマホトクするプログラムでの残債免除額が減少しました。