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楽天モバイルやLINEMO/povo2.0/ahamoなどモバイルSIMを複数契約し、長期的な視点で評価しながら、通信クリエーション編集部のライターがコンテンツを制作しています。
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povoで中古スマホ端末は使えるのか
画像引用元:povo公式サイト
この記事ではこんな疑問に回答します。
- povo1.0/2.0公式サイトの対応端末に掲載されている機種であれば中古スマホでもpovo回線で使用できる
- 中古スマホをpovoに持ち込む際にはSIMフリー状態(SIMロック解除済み)になってる必要がある
- iPhoneはpovoの4G/5Gバンドとの相性がよく電波がよく掴める
- Androidの中古スマホ選びはau回線の主要な4G/5Gバンドに対応している機種を選ぶことが大事
povoの対応機種に含まれる端末なら中古スマホでも問題ない
この2つの条件に当てはまるスマホであれば、中古スマホであっても問題なく利用が可能です。
- povoの対応機種として掲載されている端末
- SIMロックがかかっていない端末
また、povoの対応機種に含まれていない端末であっても、以下の2つの条件が全部当てはまる機種なら、実際は問題なく使える場合が多いです。
- 国内で販売された端末
- au回線のバンドに適合している端末
povoの対応機種の調べ方は?
povoには、サービスと対応機種の条件が異なる2種類のバージョンがあります。
サービス名 | 契約受付状況 |
---|---|
povo2.0 | 現在も新規契約受付中 基本料金0円のトッピング方式 |
povo1.0 | 新規系契約は受付終了済み 月20GB固定の定額プラン |
povoに持ち込む中古の5G対応スマホは、Sub6のn77に対応していることが重要です。
povo2.0で中古スマホを使う予定の場合
povo2.0で通話/SMS/データ通信が問題なく利用できる機種の一覧がpovo2.0公式サイト>対応機種/端末のページに公開されています。
画像引用元:povo公式サイト
対応機種の検索手順はこちら
- SIM種別をSIMカードとeSIMから選ぶ
- OSを選ぶ(例:Android)
- キャリアを選ぶ(中古スマホが新品として販売されていたキャリアがわかる場合)
- メーカーを選ぶ(例:Samsung)
検索するボタンをタップすると、条件に該当する機種の一覧にジャンプします。
画像引用元:povo公式サイト
povo1.0で中古スマホを使う予定の場合
現在受付終了済みのpovo1.0で中古スマホを使いたい場合は、
povo1.0公式サイト内の、対応端末ページに機種名が掲載されているかを確認してください。
povo1.0公式サイトの対応端末一覧のページ
画像引用元:povo公式サイト
中古スマホは必ずSIMフリー状態を確認して持ち込む
SIMロックがかかっている中古スマホは、セット販売されていたキャリアでの利用することを想定して販売されている端末です。
中古スマホ販売店では現在でも、ドコモ、au、ソフトバンクでSIMロックがかけられた状態で販売された機種が、SIMロックの解除がされないまま店頭に並んでいる場合があります。
povoで中古スマホを使いたい場合は、必ずSIMフリー状態/SIMロック解除済みなことを確認して購入しましょう。
SIMロック解除は「端末を販売した通信事業者」でのお手続きが必要です。お手数ではございますが、以下よりお手続きをお願いいたします。
なお、auで販売された端末をpovo2.0プランでご利用される場合、SIMロック解除のお手続きは不要です。
購入元のキャリア別のSIMロック解除手順
- ドコモのSIMロック解除手順(公式)
- auのSIMロック解除手順(公式) ※povoではauのSIMロックの解除は不要
- ソフトバンクのSIMロック解除手順(公式)
- ワイモバイルのSIMロック解除手順(公式)
- UQモバイルのSIMロック解除手順(公式)
- 楽天モバイル:SIMロックされた端末の発売はなし
povoへの持ち込みにおすすめの中古スマホ販売店まとめ
中古のiPhone 6s以降から最新機種までの全機種がpovoで使える
iPhoneは中古スマホとしても高い人気があります。中古スマホ店でpovoの対応機種に含まれるiPhone購入してpovoで利用するのがおすすめです。
日本国内で販売されているiPhone 6s以降に発売されたiPhoneであれば、全機種がpovoの対応機種に含まれています。
povo1.0/povo2.0どちらのサービスをお使いでも、iPhone 6s以降なら対応機種です。
iPhone 6sから最新のiPhone 16シリーズまで全機種が中古スマホでもpovoで使える
SIMカードのみ使える
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE(第一世代)
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
SIMカード/eSIMどっちでも使える
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhoneXS
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第二世代)
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone SE(第三世代)
- iPhone 13 mini
- iPhone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
中古のiPhoneはpovoの回線バンドに対応する
iPhoneは一部メーカーのAndroidスマホと異なり、どの携帯キャリアで購入した場合でも対応バンドが統一されています。
povoが対応するiPhone 8以降の中古iPhoneであれば、もれなくpovoの4G/5G回線バンドに対応しているため、povoに持ち込んでもバンドが合わないこと困ることはありません。
iPhoneのSIMトレイにpovoのSIMカードを入れる
SIMカードトレイはiPhoneの左側側面または右側側面に用意されています。
SIMカードトレイはピンで押して取り出すため、トレイの部分に小さな穴があります。
中古スマホにpovoのSIMカードを入れる前に、端末側の電源をオフにする必要があります。
SIMピンが中古iPhoneの付属品に含まれていない場合は、安全ピンなど尖ったピンで代用できます。
povoのSIMカードをpovo対応機種に含まれる機種の中古iPhoneに入れて電源をオンにすれば、自動的にpovo回線が利用可能になります。
中古のAndroidスマホはau回線への対応を要確認
Androidスマホの場合は、au回線の4G/5Gバンドのうち、最低限対応したいバンドの電波がつかめる機種を選ぶことが重要です。
povoに持ち込むスマホは最低限4GのB1とB3、B8に対応している機種がおすすめです。
バンド名 | 重要度と特徴 | 周波数帯(Hz) |
---|---|---|
B1 | 重要 4Gとしては高速 障害物に弱い |
2.0GHz |
B18/26 | 重要 プラチナバンド 隅々まで電波が届く 障害物に強い |
700MHz-800MHz |
B3 | 重要 プラチナバンド エリアは大都市圏が中心 |
1.7GHz |
B11 | 重要度は低い エリアも狭い |
1.5GHz |
B28 | 重要度は低い プラチナバンド 隅々まで電波が届く 障害物に強い |
700MHz |
B40 | 重要度は低い 5Gのための転用バンド としてKDDIが使用する |
2.3Ghz |
B41 | 重要度低い 高速な通信ができて UQ WiMAXにも使用 |
2.5GHz |
B42 | 重要度低い 混雑エリアで 効果的なバンド |
3.5GHz |
povoに持ち込む5G対応スマホは、Sub6のn77に対応していることが重要です。
バンド名 | 重要度と特徴 | 周波数帯(Hz) |
---|---|---|
n77 | 重要 Sub6は4Gより 高速通信が可能 |
3.7GHz |
n78 | 重要 Sub6は4Gより 高速通信が可能 |
3.7GHz |
n28 | 重要度中 4G転用バンド |
700MHz |
n257 | 重要度は低い ミリ波と呼ばれる エリアが狭いが 通信速度は最も高速 |
28GHz |
Androidの中古スマホの購入を考えている場合は、中古スマホの購入前に対応バンド情報をWeb上でキーワード検索して確認しましょう。
機種名+バンド一覧
海外版の中古スマホはpovoでは利用できない可能性も
povoが対応製品として発表している機種は、グローバルで販売されている有名なスマートフォンブランドの中でも、日本国内向けに販売された機種に限られます。