「不倫をやめたい……」そう願っても惹かれてしまう。
好きな気持ちとつらい気持ちが入り混じって、関係を断ち切れない人は多いです。
この記事では、不倫をやめたいときに実際に試せる方法や考え方を紹介します。既婚者との恋愛に疲れてしまったときの参考にしてください。
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不倫をやめたい!どうすればいい?

「不倫をやめたい」と思ったときに選べる道は、大きく二つです。
- 不倫関係を終わらせて、キッパリ別れる
- 相手が離婚するのを待ち、略奪結婚する
どちらにもリスクや責任が伴います。かといって、このまま関係をズルズル続ければ、心も生活も削られていきます。
不倫を続けた場合に直面しやすい問題は次のとおりです。
- 相手が家庭に戻る不安に常にさらされる
- 不倫がバレたときの慰謝料請求
- 不倫がバレたあとの、社会的信用の失墜
- 自分の時間や未来の選択肢が狭まる
一方で、仮に略奪愛に成功したとしても、思い描いた幸せが手に入るとは限りません。離婚や再婚の過程で、家族や周囲を深く傷つける可能性も高いです。
- 相手の家族関係を壊し、傷つける
- 高額な慰謝料が請求される恐れ
- 結婚しても、幸せになれるとは限らない
不倫関係を断ち切って別れるか、それとも本命を目指して行動するか、最終的にどの道を選ぶにせよ、決断の責任がついてまわります。
不倫をやめたい人向け|不倫をやめる方法8つ
不倫をやめたいと思っても、感情に流されて行動できない人は多くいます。不倫をやめるのは、気合だけではどうにもなりません。「考え方」そのものを変えていく必要があり、冷静な分析や段階的な工夫が必要です。
ここからは、不倫をやめたい人へ向け、不倫を終わらせる具体的なステップを紹介します。
不倫している理由を冷静に分析する
まずは、以下の簡易診断ツールで「あなたの不倫の動機」をチェックしてみましょう。
簡単セルフ診断:自分はどのタイプ?
不倫をやめたい気持ちを整理するための補助ツールです。直感で答えてください。
質問に答えていくと、あなたの不倫の動機がどのタイプに近いのかが見えてきます。
不倫をやめたいのに踏み出せないときは、なぜ相手に惹かれているのか、なぜ不倫にのめり込んでいるのかを見極める前準備が必要になります。
不倫関係になってしまった根本的な理由に目をつぶったままでは、気持ちを断ち切ろうとしても迷いが残りやすいからです。
多くの場合、不倫を続ける背景には次のような気持ちの動機があります。
- 寂しさを紛らわせたいだけなのか
- 退屈やヒマを埋めたいのか
- 刺激やスリルを求めているのか
- 本当に愛情があるのか
じっくりと見極めてみましょう。
不倫の原因が「好奇心」の場合
不倫に対する好奇心が原因の場合は、関係そのものよりもスリルや刺激に惹かれている状態です。新しい趣味やチャレンジを取り入れると、同じような高揚感を健全な形で得られます。
心の空白を別の楽しみで埋めれば、不倫相手のことがどうでもよくなり、不倫をやめたい気持ちを後押しできます。
不倫の原因が「執着」の場合
不倫相手への執着が強い場合は、相手に特別扱いされることが自分の価値だと思い込んでいるケースが多いため、思い込みを崩す工程が大切になります。
自分を認めてくれる場所や人間関係を広げると、不倫相手に依存しなくても満たされる感覚を得やすくなります。
不倫の原因が「愛情」の場合
「好きになった相手が、たまたま既婚者だった……」
不倫の根っこにある気持ちが、相手への深い愛情である場合は、理想だけでなく現実の未来を具体的に想像してみる必要があります。
もし相手が今のパートナーと離婚したとして、その後、本当に一緒に暮らせるのか、家族や友人に紹介できる相手なのか、経済面や生活リズムはどう変わるのか。
こうした現実を丁寧に描くと、気持ちだけで突き進むのではなく、冷静な判断がしやすくなります。
不倫を続けるメリットとリスクを徹底的に洗い出し、比較する
「不倫をやめたい」――この気持ちを後押しするためには、不倫によって得られるものと失うものを見える化する作業がおすすめです。
「不倫をやめる!」と勢いだけで感情任せに決めても、おそらくまた、相手の元へ逆戻りしてしまうので、不倫のメリット・デメリットを視覚化し、揺れる気持ちを行動に変えていきましょう。
不倫を続けるメリット
不倫で得られる主なものは、次の3つです。
ときめき ドキドキ感 | 日常にない刺激が得られる |
承認感 | 誰かに必要とされている実感を得られる |
日常からの逃避 | 退屈や孤独からの一時的な逃避 現実の苦しさをしばらく忘れられる |
不倫を続けるデメリット
不倫で失う主なものは、ざっくり分けて次の6つです。
慰謝料 金銭的負担 | 法的な請求や示談の可能性が出るケースも多い |
社会的信用 | 友人関係や職場での評価に影響する恐れ |
職・仕事 | 昇進機会や雇用関係に悪影響を及ぼすリスク |
家族の絆 | 配偶者、子ども、親族に精神的・実務的負担が及ぶ恐れ |
自分自身のメンタル | 不安・罪悪感、自己肯定感の低下など |
身の回りの安全性 | 相手のストーカー化など 関係がこじれると問題が生じる恐れ |
こうして並べてみると、不倫で得られるメリットは一時的で不確実な要素が多いのに対し、失うものは生活や将来に直結する大きな代償ばかりです。
不倫は「短期」で見ると甘美だが、「長期」で見ると損失が大きい
不倫のメリットデメリットの比較のコツは「短期」と「長期」で分けて考えること。
短期的には「相手が好き」「今すぐ会いたい」と、強い気持ちに押されて感情のコントロールが難しくなりますが、3年後、5年後、10年後、20年後……と、長期的な視点を持つと、信用や安定を失うリスクの重みが明らかになります。
不倫をやめたい気持ちを行動に変えるためには、まず「長期目線でみた、損失の大きさ」を直視する工程が第一歩です。「漠然とした不安」では足りません。もっと具体的に、将来自分がどうなってしまうのかをイメージしておく必要があります。
たとえば法律の面では、慰謝料として数十万から300万円ほど請求される恐れがあります。想像以上に重い金額です。
不貞行為の慰謝料の裁判上の相場は、およそ数十万円~300万円の範囲内であることが一般的です。
アディーレ法律事務所
お金だけでなく、大切な人との関係を失ってしまった後悔の声も多いです。幸せな家庭を自ら壊してしまったと振り返る体験談は胸に刺さります
幸せだったあの頃に戻りたい..
不倫して優しい夫を散々傷付け、離婚にいたりました。不倫中はラリっていたのか周りが見えておらず、誠実な夫に反抗的な態度を取ってしまいました。
Yahoo!知恵袋
優しくて穏やかな夫はうちの両親からも気に入られており、幸せな夫婦生活だったのに私の手で壊してしまい、後悔しかありません。
さらに、最終的に残るのは「無駄にした時間とお金」への後悔だったと振り返る声も。
嫉妬心が強くなり意地だけで付き合ってて、別れた後、時間とお金がもったいなかったなってすごく後悔した
ガールズちゃんねる|不倫の結果はどうなりましたか?
目が覚めると変な男だったわ
冷静に考えれば、取り戻せないものばかりです。不倫のデメリットを冷静に把握しておけば、衝動的な感情に振り回されにくくなり、不倫をやめる意思が高まります。
不倫相手との未来を想像してみる
「不倫をやめたい」――この想いの後押しに役立つのが「未来のシミュレーション」です。
今の関係が続いた場合、数年後に自分はどんな生活を送っているのかをイメージすると、ふと我に返り、冷静な判断がしやすくなります。
- 相手の優しさは一時的ではないか?
- 不倫を続けた先に、本当に幸せと呼べる生活が待っているか?
- 不倫関係を続けることで自分の心や体がすり減っていないか?
- 友達や家族から祝福される関係に発展する可能性があるか?
さらに、相手が家庭を持っている場合には次の点も重要です。
- ダブル離婚後に再婚する現実的なシナリオはあるか
- 経済面や生活の安定はどうなるか
- 子どもや家族に与える影響はどのくらい大きいか
未来を細かくシミュレーションしてみると、目先のときめきや刺激と引き換えに、大切なものを犠牲にしている現状が見えてくるので、不倫をやめたい気持ちが強まります。
相手の嫌な面、苦手な面を直視する
不倫をやめたいのに気持ちが揺らぐときは、相手の嫌な面や苦手な面を意識的に振り返る方法も有効です。
お相手との良い記憶ばかりが頭に残っていて、刺激的な時間や優しくされた瞬間ばかりを思い返すと、不倫関係を客観的に見直せなくなります。
例えば、次のような出来事を思い出してみてください。
- 自分の気持ちより家庭や立場を優先された
- 約束を破られて、何度もすっぽかされた
- 都合の良いときだけ連絡をしてきた
不倫相手の嫌な思い出を洗い出していけば、不倫をやめたい気持ちが感情ではなく根拠として強まります。不倫を続けたい理由と同じくらい、やめたい理由を明確に洗い出すことが大切です。
相手の嫌な面を直視すれば、関係を断ち切るための確かな後押しになります。
あなたは、約束を軽んじられていい人ではありません。幸せになるべき、大切に扱われるべき存在です。今の関係の中で尊重された扱いを得られていないなら、それは自分を守るために立ち止まるべきサインです。
「本当になりたい未来」を言語化できるまで想像する
不倫をやめたいと思っても、頭の中が相手への感情でいっぱいだと決断が鈍ります。そんなときこそ、自分が望む未来を具体的に描き、想いを言葉にして残す工程が必要です。
ぼんやりと「幸せになりたい……」と思うだけでは、不倫関係に流されやすくなります。
例えば、次のようなハッピーな未来をイメージしてみてください。
- 街で手をつなぎ、堂々とデートしている自分の姿
- クリスマスやお正月に、堂々と一緒に過ごしている自分の姿
- 家族や友人に祝福されながら結婚式を挙げている自分の姿
- 穏やかな生活を送り、夜は安心して眠れている自分の姿
不倫では得られない、幸せな場面を丁寧に思い浮かべると、今の関係を終わらせる理由が自分の中で揺るぎないものになり、不倫をやめたい気持ちが高まります。
新しくハマれるものを探す
不倫をやめたいと思っても、心の空白を埋めるものがなければ再び相手に引き寄せられてしまいます。
不倫をやめると同時に、不倫以外に夢中になれる対象を見つけて日常を再構築しましょう。自分の時間を新しい方向に投資すれば、自然と不倫相手への強い感情は弱まります。
- 新しい習い事に挑戦する
- いまの趣味を、さらに徹底的に深堀する
- 資格取得やスキルアップなど、学び直しに時間を使う
- 友人や家族との交流を増やし、会話や笑いを取り戻す
- 出会いの場に足を運び、新しい人間関係に触れる
- 体を動かして、心身を整える
- 部屋の模様替えをして、気持ちを切り替える
- 行ったことのない場所へ出かけてみる
不倫の関係に時間や心を奪われていたときは、趣味も人間関係も後回しになりがち。その積み重ねで視野が狭まり、相手に依存しやすくなります。
不倫相手のもと以外に自分の居場所が広がれば、不倫だけが支えという負のループから抜け出せます。
連絡先や思い出を断つ
不倫をやめたいと強く思っても、相手とつながる手段が残っていると気持ちは揺らぎやすくなります。関係を断ち切るには、感情だけでなく物理的なつながりを整理する行動が欠かせません。
- スマホから、相手の連絡先を削除する
- SNSでのフォローも外す
- プレゼントや写真など思い出の品を処分する
相手と職場で顔を合わせる……などで、どうしてもキッパリと縁が切れない場合は、最低限の挨拶にとどめたり、二人きりでの会話を避ける工夫で乗り切っていきましょう。
【番外編】本命になって、不倫関係から卒業する
不倫を終わらせる方法は「別れる」だけではありません。「本命になって関係をさらに深める」という方法であれば、必然的に不倫は終わります。
相手が家庭を持っている以上、「不倫をやめる」なら、最終的に「略奪」もしくは「別れる」という形を取るしかありません。
ただし、略奪愛は現実的にはハードルが高く、相手が本気で家庭を手放すかどうかも別問題です。
もし、不倫相手が「いつか、一緒になろう」など、約束や甘い言葉を伝えてきたとしても、実際に行動に移すかどうかはその時になってみないと分かりません。
不倫を終わらせて、本命として関係を築く際に直面しやすいのは次のような課題です。
- 金銭的な問題(慰謝料、養育費など)
- 相手の家族からの恨まれる恐れ
- 親族や友人からの反発
- 相手は本当に家庭を捨てる覚悟があるか
- 不倫から始まった関係に対する不安や不信の残りやすさ
- 自分が思い描いた未来と実際の生活とのギャップ
「本命になれた=幸せ」ではなく、そこからがスタートです。相手が自分を選んだとしても、周囲の環境や信頼関係の再構築には大きなエネルギーが必要になります。
幸せになれるかどうかを冷静に考える
不倫相手から卒業して、本命になる道を選ぶときは、夢や期待だけで動かずに現実を直視する覚悟が大切です。
自分が求めているのは相手そのものか、それとも現実逃避か。
不倫をやめたい気持ちが「なにがなんでも相手を手に入れたい」といった執着に変わっている可能性もあります。焦らずに、今の自分にとって何が幸せにつながるのかを見極めてください。
不倫をやめたいのに、やめられない理由

不倫をやめたいのにやめられない、相手への未練や気持ちを断ち切れない背景には、いくつかの典型的な理由があります。
不倫をやめたい心と、なぜかやめられない感情がぶつかり合い、自分でも整理できないまま関係を続けてしまうのです。
ここからは、不倫をやめたいのにやめられない理由を掘り下げて紹介します。
特別扱いされる刺激が心地よい
普段の生活では味わえない言葉や態度を、不倫相手から向けられると、自分だけが特別だと錯覚してしまいます。
- 「誰よりも大切」と言ってくれる
- 甘い言葉をかけてくれる
- 家庭や人前では見せない顔を見せてくれる
日常に退屈や孤独を抱えているときほど、不倫相手から受けた優しさが刺激となって強く心に残り、やめたいのにやめられない理由になってしまいます。
秘密の関係のスリルや安心感にハマってしまった
不倫関係は誰にも言えない、重たい関係だからこそ、背徳感が強い結びつきに変わります。
- 誰にも知られない時間を共有している
- バレるかもしれない状況で会うスリルがある
- 二人だけの合図や連絡方法を持っている
危険だと分かっていても、二人だけで秘密を共有する特別な一体感は中毒のように心に残り、不倫をやめたいと願っても踏み出せなくなります。
孤独や寂しさを埋めてもらえる
不倫相手が、自分自身の心の隙間を満たしてくれる存在になると、頭で理解していても離れるのが難しくなります。
- 話を親身に聞いてくれる
- 必要とされている実感を与えてくれる
- 毎日のメッセージで孤独感を和らげてくれる
不倫相手が孤独を埋めてくれる存在になってしまうと、手放したときに再び強い寂しさに襲われるのが怖くなり、やめたいと思っても関係を続けてしまいます。
退屈や虚しさから依存してしまう
日常に張り合いがなく、気づけば相手のことばかり考えてしまう。そんな状態は不倫相手への依存につながります。
- 連絡が来るのを待ち続けてしまう
- 相手とのやりとりが一日の中心になる
- 何をしていても頭の中は相手だらけ
不倫が生活の中心になると、やめたいと思っても空白が怖くて抜けられなくなります。
未来に期待してしまう
「今は不倫関係だけど……」
「でも、いつか離婚して一緒になれるかもしれない」
こう思うと、望みが薄いと分かっていても待ち続けてしまいます。
確実ではない未来に賭けた結果、時間だけが過ぎて、「不倫をやめたい」「でもやめられない」のループに陥ってしまうのです。
本当に好きだから離れられない
相手への感情が深くなるほど、痛みや不安を抱えても「やっぱりこの人しかいない」と思い込んでしまいます。愛情が強いほど、不倫をやめたいと願っても心が追いつかず、行動に移すのが難しくなるのです。
「もう、この人以上に好きになれる人はいない」
「たまたま既婚者だっただけ」
「自分が我慢すればいい」
強い恋心は、冷静な判断を鈍らせます。しかし実際には、幸せにしてくれる人は一人だけではありません。自分の想いを否定する必要はありませんが、想いに縛られて未来を狭めてしまうのは惜しいです。
※本記事は、不倫、婚外恋愛を肯定・否定するものではありません。誰にも言えない思いに向き合うヒントとしてご覧ください。
