会話をしているうちに気力が吸い取られ、疲れ果ててしまう相手を「エナジーバンパイア」と呼びます。
エナジーバンパイアは、吸血鬼が血を吸うように人からエネルギーを奪う存在です。この記事では、エナジーバンパイアの特徴や、関わってしまったときの対処法を紹介します。
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エナジーバンパイアの特徴【性格・行動】
エナジーバンパイアと呼ばれる人には、いくつか共通する性格や行動パターンがあります。
自己中心的であったり、依存気質が強い場合が多く、関わる人を疲れさせるのが特徴です。
タイプ | 特徴 | よくある言動 |
---|---|---|
被害者型 | 不幸話や愚痴を繰り返す | 「なんで私ばっかり」 「こんなひどいことをされた」 |
依存型 | 他人に頼りきり。自分では動かない | 「どうしたらいいと思う?」 「あなたが決めて」 |
執着型 | 相手に過剰にこだわり、干渉や束縛 | 「どうして返事くれないの?」 「なんでそんなことするの?」 |
批判型 | 常に人の欠点を探して指摘する | 「それは違うよ」 「君はまだまだだよ」 |
自慢型 | 自分の話ばかりで相手の話を遮る | 「俺、こんなすごい経験したんだ」 |
注目型 | とにかく注目されたい欲が強い | SNSでの過剰アピール 人の会話を盗む 不幸自慢 |
野心型 | 自分の利益のために人を利用しコントロールする | 「これをやっておいて」 「あなたの手柄は私の手柄」 |
ここからは、エナジーバンパイアの代表的な行動や言動を掘り下げて解説します。
「愚痴や言い訳」が大好き

エナジーバンパイアは、ネガティブな話題を好み、人のあら探しも得意です。会話の中では「でも」「だって」「どうせ」と言い訳を繰り返し、周囲を消耗させます。責任転嫁も得意技です。
- 仕事でミスをしたあとに「自分だけの責任じゃない」と責任転嫁
- 「どうせ私なんて」と卑屈な発言をする
- 「やろうと思ったけど忙しくて」と結果を出さない理由を並べる
不幸自慢をする

被害者意識が強く、自分がどれだけ大変かを強調しがちなのも、エナジーバンパイアの特徴です。
「俺(私)は、こんなに不幸!」とアピールして相手に同情を求めるため、聞いている側は気持ちが沈みやすくなります。
- 「昨日も寝てないんだ~」と毎日アピールする
- 「私ばっかり損してる」と繰り返す
- SNSで「また体調崩した」と頻繁に投稿する
相手に依存しすぎる

依存型のエナジーバンパイアは、簡単な決断ですら他人任せにする傾向があります。
常に誰かの意見を頼りにするため、関わる側は責任を背負わされるように感じます。
- 食事や買い物のたびに「どれにしたらいい?」と選択を委ねる
- 休日の予定をいつも人任せにする
- 「一人じゃ不安だから一緒に来て」と頻繁に頼む
相手に執着しすぎる(束縛する)

かまってほしい気持ちが強く、しつこく連絡を取ったり、相手に対し過干渉になるエナジーバンパイアもいます。
世話を焼きすぎたり、人の自由を制限するなど、相手をコントロールしようとする行動を好みます。
- 相手の予定に過度に口を出す
- 「あなたのため」と言いながら自由を奪うアドバイスをする
- 数時間返信がないだけで「なんで返事くれないの」と責める
過剰に注目を求める

自己顕示欲や承認欲求の強いタイプのエナジーバンパイアは、聞かれてもいないのに自慢話を続けたり、同情を買う言動をして、常に周囲の関心を集めようとします。
- 「この前上司に褒められてさ」と同じ話を何度もする
- 体調不良を大げさにアピールして心配を引き出す
- SNSで自分語りばかり投稿する
マシンガントークで人の話を聞かない

自己主張が激しいタイプのエナジーバンパイアは、会話が一方的で、相手の気持ちに共感する姿勢に欠けます。
人の話をさえぎってでも自分の話題に持ち込み、対話相手を疲弊させます。
- 人の話を聞き流して「それよりさ」と自分の話を始める
- 延々と自分の体験談を語り続ける
- 相手の意見に耳を貸さず「いや違うんだよ」と被せる
いきすぎたダメ出しをする

相手を否定し、あるいは見下して自分の立場を上げようとするエナジーバンパイアも存在します。このタイプに絡まれると、必要以上に粗探しをされ、結果、自信をなくし、消耗してしまいます。
- 「君っていつも詰めが甘いよね」と負の言葉を投げ続ける
- 成果を出した相手に「まだまだだな」と水を差す
- 会議で他人の発言に「それじゃダメ」と即否定する
野心が強く、人を利用する

一見、世話好きで人当たりが良さそうに見えても、裏では自分の利益のために周囲をコントロールするタイプのエナジーバンパイアもいます。
このタイプは非を認めず、自分を正当化する傾向があるため、タチの悪い存在になりやすいです。
- 「あなたのため」と言いながら自分に有利な行動を促す
- 上司や目上の人に取り入り、評価を得ようとする
- トラブルが起きても「自分は悪くない」と責任を回避する
エナジーバンパイアの顔の特徴
エナジーバンパイアならではの特徴が、見た目(外見)にあらわれるケースもあります。

必ずしもすべてのエナジーバンパイアに当てはまるわけではありませんが、接していて違和感を覚える場合は、相手の表情や視線をチェックしてみましょう。
目つきに違和感がある
エナジーバンパイアの顔つきの特徴として「目つき」に、真っ先に違和感を覚える人は多いです。
視線に落ち着きがなく、相手をじっと射抜くように見たり、逆に焦点が定まらず宙を漂うような目をしている人などです。
笑顔のつもりでも目が笑っていなかったり、必要以上にギラギラしていることもあり、受ける印象は強烈です。
笑顔が不自然
口角を上げて笑っているのに、目元が冷たく動かないため、どこか作り物めいた笑みに見えるタイプのエナジーバンパイアもいます。表面的な笑顔に違和感を覚えるケースです。
表情が乏しく覇気がない
感情が伝わらず、近寄りがたい印象を与えるエナジーバンパイアのタイプ。無表情で声の抑揚も少ないと、会話の相手はエネルギーを吸い取られる感覚に陥ります。
顔色が悪く、肌がくすんで疲れているように見える
肌のつやがなく、常に疲れているように感じさせる表情のエナジーバンパイアもいます。目の下のクマや不機嫌そうな雰囲気が重なり、相手に負担を与えます。
派手すぎるメイクや装飾
自己アピールが強い見た目をしているエナジーバンパイアも。派手なメイクや装飾で目立とうとした結果、全体のバランスが不自然に感じられます。
周囲から注目されたい気持ちが、そのまま表情や身なりににじみ出てしまうのです。
人を試すような視線
会話中にじっと相手を観察し、心の中を読み取ろうとする目つきのエナジーバンパイアもいます。人を探る視線は、相手に落ち着かなさを与えやすいものです。
ここで挙げた特徴がすべてのエナジーバンパイアに当てはまるわけではありません。第一印象では明るく優しそうに見える人が、実際にはエネルギーを奪うタイプであるケースもあります。
そのため、見た目だけで判断しきれないのが怖いところです。
エナジーバンパイアに吸い取られたときの症状
エナジーバンパイアに生気を吸い取られると、疲労感や苛立ちなど、心身に不調が出ます。

順に掘り下げて紹介します。
心がどっと疲れる
エナジーバンパイアにエネルギーを吸われると、理由もなくぐったりしてしまう感覚が出ます。会話が終わった瞬間に「もう関わりたくない」と感じることもあります。
気分が落ち込む
エナジーバンパイアが放つ愚痴や否定的な言葉に引きずられ、自分まで暗い気持ちになってしまいます。明るい話題が浮かばず、無力感に包まれ、ネガティブな感情に取りつかれます。
強い眠気やだるさに襲われる
話を聞いているだけなのに、急に眠気や体の重さが出るケースもあります。エナジーバンパイアの相手をした代償として、精神的な疲労が体に出ている状態です。
頭痛や肩こりがひどくなる
エナジーバンパイアに対し必要以上に気を使い続けると、体に緊張がたまりやすくなります。蓄積したストレスが、頭痛や肩こりとして表面化してしまいます。
イライラが止まらない
エナジーバンパイアの身勝手な態度に振り回され、普段なら気にならないことにまで腹が立つようになります。感情のコントロールが効きにくくなるのが特徴です。
集中力が続かない
エナジーバンパイアと接したあとは、仕事や勉強に意識を向けにくくなります。頭の中がモヤモヤして、普段のペースを保てなくなります。
自信を失いやすい
エナジーバンパイアとの会話の中で否定的な言葉を浴びせられると、自分の判断や考えに自信を持てなくなります。気づかないうちに自己肯定感を奪われてしまい、「自分はダメな人間なんだ」と否定感が出やすくなるのです。
罪悪感が芽生える
エナジーバンパイアの要望を「受け取らない」と選択したものの、「申し訳ないことをした」と罪悪感を抱くケース。自分の感情が乱れ、相手に支配されやすい状態になってしまいます。
【撃退】エナジーバンパイアの対処法

エナジーバンパイアへの最も有効な対処は、はっきり断り、関係を切ることです。
けれども、現実問題、相手に直接「嫌だ」と伝えるのは簡単ではありません。職場や親しい関係にある場合、なおさら難しいでしょう。
ここでは、エナジーバンパイア対策のうち、無理なく取り入れやすい方法をいくつか紹介します。
少しずつ距離を置く
エナジーバンパイアとの関係をいきなり断つのが難しい場合は、会う回数や関わる時間を調整し、少しずつでも距離を置くのがおすすめです。
長時間一緒に過ごすと疲れがたまるので、短い時間に区切ると負担が軽くなります。エナジーバンパイアからの要求をすべて引き受ける必要はありません。
あなたは、断ってもいい!
ここで参考になるのがアドラー心理学で提唱されている「課題の分離」です。
アドラー心理学では、相手の行動や反応は相手の課題であり、自分がコントロールする必要はないと考えます。
つまり、相手(エナジーバンパイア)がどう思うかは相手の問題で、あなたは「断る」という自分の課題だけに集中すればいいのです。
「ごめん、今日は予定があるからまた今度ね」
「来週はちょっと忙しくて…また連絡するね」
頼まれごとをすべて引き受ける必要はありません。断っても問題ない場面では、勇気を持って距離を保ちましょう。
アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があります。これはものすごく簡単に言うと、自分の人生において変えられるものと変えられないもの、この二つをしっかり見極めるということです。
アドラー心理学流|ダイヤモンドオンライン
相手の言動に反応しすぎない
エナジーバンパイアは「人の反応」を糧にする傾向があります。例えば、エナジーバンパイアから「お前はダメなやつだ」と言われ、本当に落ち込んでしまったら、相手の思うツボです。
エナジーバンパイアが放つ否定的な言葉を真に受けたり、過度に共感したりすると、どんどんエネルギーを奪われてしまいます。もし、攻撃を受けたら、
「へぇ、そうなんだ」
……棒読みでOK
「大変だね」
……とだけ言って会話を切る
必要以上に深く受け止めず、軽く聞き流すくらいの姿勢が自分を守るポイントです。
相手をフォローしすぎない
仕事や私生活で、相手のフォローばかりしているとエナジーバンパイアに依存されやすくなります。相手に手を貸す範囲は自分で決め、責任を過剰に背負い込まないよう意識していきましょう。
もし、無理になにかを頼まれても、次のようにやんわり断り文句を返します。
「私は今、自分の仕事で手一杯なんだ」
「その件は、私ではよくわからないよ」
相手の問題を自分が解決しなくてもいいと割り切ると、余計な消耗を防げます。
お守りや浄化、縁切り術でブロック
エナジーバンパイアと物理的な距離を取るのが難しい場合は、気持ちの切り替えや心理的なブロックを活用してみましょう。
お守りを身につける、部屋をこまめに換気して空気を入れ替えるなど、日常でできる工夫も効果的です。
また、縁切り祈願を行う人もいます。自分なりの方法で心を守ることが、長期的には大きな支えになります。


エナジーバンパイアに狙われやすい人

エナジーバンパイアに狙われやすい人には、ある種の共通点があります。順に紹介します。
人に頼まれると断れない人
相手に迷惑をかけたくない気持ちが強く、つい「いいよ」と引き受けてしまう人は、エナジーバンパイアにとって理想的なターゲットです。
頼まれると断れない性格が利用され、気づけば自分ばかりが消耗している状況に陥ります。
自己肯定感が低い人
自分に自信がなく「私なんて」と考えがちな人は、相手からの評価や承認を強く求めてしまいます。
そこにつけ込まれると、過剰に尽くしたり、否定されても受け入れてしまったりと、エナジーバンパイアのエネルギー源になってしまう恐れがあります。
共感しすぎてしまう人
人の気持ちを理解しようとする優しさは魅力的ですが、エナジーバンパイアに共感しすぎると相手の「負の感情」を自分の中に取り込んでしまうため、必要以上に疲れてしまいます。
相手の悩みを自分の問題のように抱え込んでしまう人は注意が必要です。
孤独を感じやすい人
人とのつながりを強く求めるあまり、たとえ負担を感じても関係を切れずに耐えてしまうケースもあります。
孤独感から逃れたい一心で、エナジーバンパイアに縛られてしまうケースも少なくありません。
相手を優先しすぎる人
周囲の空気を読みすぎて自分の気持ちを後回しにする人も、エナジーバンパイアに狙われやすいタイプです。
相手を優先してばかりいると、自分のエネルギーが削られていることに気づかないまま疲弊してしまいます。
波動が落ちている人
心身が疲れていたり、気持ちが沈んでいるときは、自然と「自己の守り(防御力)」が弱まります。
波動が下がった状態は、まるでエネルギーに隙間ができたようなもの。そのままにしておくと、エナジーバンパイアににますます気力を奪われてしまいます。
普段なら流せる一言に過剰に傷ついたり、相手のペースに巻き込まれやすくなるので、なるべく早めに自分を守る力を回復させましょう、
自分自身の波動を整え、エネルギーを取り戻す方法は次の記事で紹介中です。
