霊感タロットは、カードの象徴が示す意味にプラスして、占い師のインスピレーションやエネルギー読みを重ねて未来を視る占術です。普通のタロットと似て見えますが、読み取りの入口が違うため、的中率や強みが変わります。
当記事では、霊感タロットとは何か、仕組みや当たる理由、普通のタロットの違いなどをご紹介します。
霊感タロットで当たる!
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霊感タロットとは

霊感タロットとは、カードのシンボルが示す暗示と、占い師の直観を組み合わせた占い方法です。古来から継承されたタロットの体系的な意味を土台にしつつ、相談者の心の動きや未来の流れを霊感で拾っていく読み方で鑑定を行います。
カードの並びと占い師のインスピレーションが連動したとき、現在の状況や相手の気持ちが読みやすくなるため、恋愛や複雑な関係の相談では霊感タロットが選ばれる傾向にあります。
霊感タロットの当たる確率はどれぐらい?
結論として、霊感タロットの当たる確率は一概に数値化できません。占いの精度は占い師の力量に大きく左右されるため、パーセントで計算するのは難しいです。
つまらない回答に感じるかもしれませんが、霊感タロットは占い師の感受性・リーディング力・インスピレーションが深く関わる占術のため、経験と資質が揃って初めて精度が高まります。
ここでは、霊感タロットが当たる確率を左右する要素を解説します。

霊力やタロットの実力がない占い師は当たらない
霊感タロットは、カードの象徴に加えて
- 相談者のエネルギー
- 潜在意識に隠れた本音
- 集合的無意識
これらの要素も読み取ります。そのため、占い師ごとでリーディング能力に差が生まれます。結果、占いの結論にも大きく影響します。
霊感が弱い、もしくはタロットの基礎が身についていない占い師の場合は、カードの象徴とインスピレーションが噛み合わず現状分析が浅くなります。すると、未来の流れがズレたり、相手の気持ちを誤って解釈しやすくなり「外れた」という感想に行きつきます。
逆に、熟練の霊感タロット占い師であれば、カードの意味+インスピレーション+相談者のエネルギーを一つの流れとして読むため、的中率が上がります。
占い師との相性でも結果が変わる
霊感タロットでは、占い師との相性も精度に影響します。相性とは、相談者のエネルギーと占い師の感覚がどれだけ噛み合うかという部分です。
- 直感で「この先生なら信じられる」と思えたか?
- こちらの気持ちを汲んでくれたか?
- 説明が腑に落ちたか?
占い師との相性が良いと、
- 相談者の本音がタロットカードに反映されやすい
- 占い師が違和感を拾いやすい
- リラックスできるので、カードを引く瞬間の流れが整いやすい
このような状態になり、精度の高い読みに繋がります。逆に占い師との相性が悪いと、カードの意味がやや表面的になり、深いところまで読み切れず、当たる確率が下がります。
霊感タロットと普通のタロットの違い

霊感タロットと普通のタロットは、同じカードを使う占術ですが、読み取りの軸が異なります。
リーディングの軸の違い(象徴中心/直観中心)
普通のタロットは、カードの象徴やスプレッド(カードの展開法)の役割を読み取ります。大アルカナと小アルカナの意味を丁寧に積み上げて、状況を整理する流れです。
霊感タロットは、カードの象徴を基礎にしつつ、カードから浮かんだ印象や、相談者から伝わるエネルギー波動も重視します。占い師の感受性によって読み取り方が変化する点が大きな違いです。
占える内容の違い
霊感タロットも普通のタロットも、どちらも幅広い悩みを占えます。共通点は以下です。
- 近い未来の流れを知りたい
- 相手の気持ちを知りたい
- 気まずくなった関係の本音を知りたい
- 片思いが進むかどうか知りたい
- 復縁できる可能性を知りたい
- 恋人の今の迷いを知りたい
- 複雑な関係の温度差を知りたい
- 気になる相手との相性を知りたい
- 動くべき時期のおおまかな目安を知りたい
- どちらの選択が良いか比較したい
- 職場の空気や人間関係の本音を知りたい
- 転職した場合の流れを知りたい
- 今の会社で続けるべきか判断したい
- 人間関係で距離を置くべきか知りたい
- モヤモヤの原因を整理したい
- 新しい出会いがある時期を知りたい
- 今の悩みが改善へ向かうか確認したい
- 相手の行動の裏にある意図を知りたい
- 今後の方向性のヒントを得たい
霊感タロットと普通のタロットで違いが出るのは、未来や心理をどう読み解くかの方向性です。
普通のタロットで占える内容
普通のタロットは、カードの象徴を柱にして未来の流れを読み取ります。絵柄の意味やスプレッドの位置関係から読み解きを行うため、占い師の直観に寄り過ぎず、情報が整理された形でまとまります。行動と結果の関係を客観的に見通したい相談に向く特徴があります。
それぞれのカードには寓意的な絵、もしくはワンド・カップ・ソード・ペンタクルといった絵が描かれていて、占う者はカードに描かれた絵を解釈することで占い結果を読み取る(リーディング)。
タロット占い(Wikipedia)
霊感タロットで占える内容
霊感タロットは、カードの象徴にくわえて、相談者の潜在意識やエネルギーの動きを読み取り、気持ちの揺れや空気の変化、対人関係の占いの場合は集合的無意識※にアクセスするなども行い、未来を視るスタイルです。
集合的無意識とは、心理学の3大巨頭の一人であるカール・ユスタフ・ユングが提唱した考え方で、人種や国境など関係なく、人類に共通して備わっている無意識のことです。
NLP-JAPAN ラーニング・センター
占い師の感受性や霊力が反応すると、言葉にしていない心理や、近未来の流れが浮かびます。恋愛における曖昧な関係や、心の動きが複雑な人間関係の鑑定等で活かせる占術です。
| 読み取りの方向性 | 普通のタロット | 霊感タロット |
|---|---|---|
| 未来の見方 | 象徴と配置の意味を重視 | 象徴と配置の意味に加え、心の反応とエネルギーの流れを重視 |
| 心理の扱い | 状況整理と行動の理由を鑑定 | 潜在意識や空気感を拾って鑑定 |
| おすすめの悩み | 選択肢の比較、現状の整理 | 気持ち、関係性の揺れ、曖昧な状況 |
どちらが優れている――とかではありません。状況の背景を整理したい相談には普通のタロット、気持ちや空気感の動きを深く知りたい相談には霊感タロットが合います。
解釈結果の違い
霊感タロットと普通のタロットは、同じカードを使っても、解釈に違いが出る場合があります。扱う相談ジャンルは似ていますが、読み取りの入口が異なるため、結果の伝え方や見える未来の角度に差が出ます。
| タロットカード | 普通のタロット | 霊感タロット 真逆になる可能性の読み |
|---|---|---|
| 太陽 | 成功・幸福・順調な発展 | 表面だけ前向きで実際は空回り、無理に明るく見せている |
| 星 | 希望が育つ・癒し・ゆるやかな好転 | 距離が広がる・期待が先延ばしになり関係が薄まる |
| 節制 | 調和・自然な流れ・ゆるやかな安定 | 停滞・惰性・バランスが崩れて動きが止まる |
| 塔 | 崩壊・トラブル・悪い急展開 | 不要な流れの一掃・リセット後の追い風 |
| 月 | 不安・迷い・誤解・停滞 | 霧が晴れて回復へ向かう、誤解が解ける |
普通のタロットでも正位置・逆位置や、周囲のカードとの組み合わせ次第で逆の解釈が出る可能性はあります。
ただ、霊感タロットの場合はカードの意味に加えて、相談者の波動やエネルギー、場の空気感などを占い師が同時に読み取るため、象徴だけでは拾いきれない今の空気が強く反映され、真逆の未来が見える結果が出やすくなります。
霊感タロットはなぜ当たる?

霊感タロットは、カードの象徴にプラスして、占い師のインスピレーションや相談者のエネルギーを総合して未来を読み取る占術です。
カードだけの占いでは拾えない微細な感覚まで反映されるため、状況にピタッとはまる的確な答えが出やすいと言われています。
ここでは、霊感タロットが当たると言われる理由を3つ紹介します。
カードの象徴が示す意味を、占い師のインスピレーションで裏付けするため
霊感タロットは、カードのシンボルが示す意味を読むだけで終わりません。占い師がカードを見た瞬間に受け取る印象、違和感、心象風景などを同時に扱います。
たとえば、同じカップのカードが出ても
- 明るい光のような感覚が入れば前向きな未来
- 沈むような気配が入れば停滞のサイン
というように、象徴に質感が加わることもあります。象徴の解釈にインスピレーションが裏付けとして入り、タロットカードの意味がより立体的になるため、現実の流れとズレにくくなります。
相談者のエネルギーを、占い師が読み取るため
霊感タロットでは、相談者の波動やエネルギーも読み取ります。占い師の霊力とカードがリンクすると、占い結果の精度が高まります。
- 恋愛占いにおける、気持ちの温度差
- 相手の心の奥にある本音
- 今の関係が持つ空気感
文字情報では伝わらない繊細なエネルギーも拾うため、具体的な状況の変化を的確に言い当てるケースが多くなります。
カードを引く瞬間に、相談者の潜在意識が反映されるため
霊感タロットは、カードを引く時点で相談者の潜在意識が反映される占いでもあります。引かれるカードに思考が染み込み、今後の展開や本当の願いがカードに具現化されます。
潜在意識の情報が拾われると、意識していなかった不安の根や、隠された想いなどの深い部分まで見えます。
気持ちの深い部分にフォーカスしつつ、占い師が未来を読むため、霊感タロットは当たるといわれます。
霊感タロットの注意点
霊感タロットは、近い未来の兆しや相手の気持ちなど、細かなニュアンスを読み取る一方で、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ここでは、実際に鑑定してもらう前に知っておくべき点を紹介します。
占い師ごとの力量差が大きい
霊感タロットは、占い師の感受性と経験に大きく依存します。
霊感が強くても、タロットの象徴解釈が浅い場合は読みがブレやすく、反対にタロットに精通していても、インスピレーションが不安定だと深い部分まで踏み込めません。
- 現状の分析が浅くなる
- 本音の読み取りが弱い
- 未来の流れが途中でねじれる
- 不安だけを強調する読みになる
- 結果→当たらない
占い師に霊感がある=必ず当たる、ではない
霊感を武器にしている占い師でも、状況によって読みが揺れることがあります。人の気持ちや未来は常に変化しているため、当たる時と当たりにくい時があるのは自然な現象です。
霊感があっても精度が落ちるケースは次の通りです。
- 相談内容があいまいだった
- 悩みの状況が激しく変動している
- 相談者のエネルギーが乱れている
霊感タロットは、繊細な気配を拾う占術です。相談者側の状況が不安定だとカードが示す未来にも揺れが生じます。
占い結果をコントロールしようとすると的中率が下がる
霊感タロットは、自然な流れの中で最も力を発揮します。未来の結果を強引に変えようとしたり、占いを立て続けに受けたりすると、カードの反応が乱れて的中率が下がることがあります。例えば、
- 同じ質問を短期間に何度も繰り返す
- 不安な気持ちのまま連続で占いを受ける
このような状態は、「良い結果が出るまで、占ってもらおう」といった、占いの鑑定結果をコントロールしようとする意志があるとみなされ、「コントロールしたい」という想いが、カードに具現化してしまいます。
同じ質問を繰り返すと、鑑定結果がブレる
これは霊感タロットだけに限りませんが、偶然に出た形や絵柄から鑑定を行う占い(カード占術など)で何度も同じ内容を占い直すと、シンボルに願望が強く反映されてしまい、占いの的中率を下げてしまう恐れがあります。
こうなってほしいと願う強い期待や、答えをねじ曲げたい気持ちが強いと、象徴が本来の流れとは違う方向に偏ってしまうためです。
占い結果に不満・不安を感じて、短期間で同じ質問を何度も繰り返すほど、カードが本来示したい流れよりも、願望の方向に寄りやすくなり、結果として当たりにくくなります。
落ち着いて一定の間隔を空けて相談する方が、カードの反応は自然になりやすいです。






