霊視のからくりにはどんな手法があるのか、なるべくわかりやすく解説します。
「本物の霊視」と「インチキ霊視」の見分け方も紹介しました。
\霊視で怖いぐらい当たる電話占い/

目次
霊視のからくり!当たると感じる理由
霊視で「当たった」と感じるケースには、大きく2つのパターンがあります。
- 本物の霊能力者が、“視えた情報”を伝える霊視
→からくり「なし」 - 心理的な錯覚や話術で「当たったように見せる」霊視
→からくり「あり」
本物の霊能者による霊視であれば、まだ何も話していないのに悩みの核心を突いたり、怖いぐらいに具体的な事実を言い当てます。
明らかに「何か視えている」としか思えない体験で、人によっては一度で信じてしまうほどの衝撃があります。この場合は、からくりも何もありません。
一方で、「霊視っぽく見せる」テクニックを使い、当たったように感じさせてる占い師も多く存在します。霊視っぽくみせるテクニックとは、心理効果・話術・知識(統計や人間観察)などの複合技です。
- バーナム効果
- コールドリーディング
- ホットリーディング
- 誘導テクニック
- 自己肯定欲求の利用
ここからは、霊視のからくりの代表例を掘り下げて紹介します。
バーナム効果

バーナム効果とは、「誰にでも当てはまる言葉なのに、自分にピッタリだ」と感じてしまう現象のこと。占いでよく使われる定番の手法です。
「本当は繊細なタイプですよね」
「周りには強く見せてしまうのが悩みですね」
このような感じのフワフワした言葉でも、ふだん言葉にできなかった気持ちを代弁されたように感じ、「私のことだ!」と強く反応してしまいます。
霊視の精度とは関係なく、心理的な興奮によって納得してしまう状態になります。
コールドリーディング

コールドリーディングは、相手の話し方・反応などを観察し、徐々に「当たりそうな情報」を引き出していく話術です。
霊能者が霊視しているように見せつつ、実は現実的な情報をもとに推測しているだけのケースもあります。
相談者がうなずいたり反応を示せば、それに合わせて話を展開するため、相談者は「言い当てられた」という実感が残ります。
ホットリーディング

ホットリーディングは、事前に相手の情報を調べておき、それを“霊視で視た”かのように話すテクニックです。
占いや鑑定の申込時に書かれた内容をもとに、それとなく情報を織り交ぜながら話を進めるなどします。
相談者本人としては「なぜ知っているの!?」という驚きがあるため、信じ込みやすくなります。
リピート鑑定の場合、前回の相談内容が残っていれば、それをふまえた展開もできます。
前回の相談時に「恋愛のアドバイスをした」と分かっていれば、「最近、心が揺れる出会いがありましたね」といった言い方で、視えている印象を与えるからくりです。
誘導テクニック

曖昧なキーワードを投げかけ、相手自身が意味づけしてくれるようにする、誘導テクニックです。
占い師:「先週、何かあったでしょう?」
相談者:「そういえば転職を考えた……」
このように、“ただの問いかけ”でも、受け手が自分の中で勝手に結びつけるため、「ズバリ当てられた」と錯覚しやすくなります。
当てられたというより、“当てにいってしまった”とも言えるからくり現象です。
曖昧性回避の錯覚
明確な意味のない言葉でも、それっぽく”聞こえると、人は意味を求めて解釈してしまいます。
「あなたの周りに気が乱れている人がいます」
このように曖昧な表現でも、聞いた側が自分の状況と結びつけてしまえば、意味ありげに聞こえます。
自己肯定欲求の利用

「あなたは特別な存在です」「その直感、正しいですよ」などと、相手の感覚や存在を肯定し、一気に信頼を得るパターンです。
人は、自分の感覚を認めてもらえると、その相手の言葉を受け入れやすくなります。
「この人には分かってもらえている」
「この占い師は視えている気がする」
そんな安心感が生まれた結果、実際の的中率以上に「当たっている」と感じやすくなります。
霊視の力そのものよりも、“信じたくなる空気”が出来上がっているのが、このからくりのポイントです。
「本物の霊視」は3タイプ(先天的・後天的・融合型)

「本物の霊視」「本物の霊能者」と呼ばれる方々は、次の3タイプに分かれます。
- 生まれつき霊力が強い、先天的な霊能者
- 修行や鍛錬によって霊力が開花した、後天的な霊能者
- 霊視+占術・統計学・カウンセリングの融合型
いずれも一朝一夕では身につかない特性を持っており、どのタイプにも“すごみ”や“的中力”を感じます。
ただし、「本物」と呼ばれる人に多いのは、霊力に加えて論理や経験を融合させているタイプです。
霊的な感性だけでなく、占術や統計、カウンセリング的な対話を通じて相談者に寄り添い、現実的な解決へと導く力を持っています。
それぞれのタイプについて、具体的に見ていきましょう。
生まれつき霊力が強い(先天的な霊視能力)
このタイプは、何の訓練もなしに、視える・感じる能力を持っています。
生まれながらの霊能者は、以下の傾向が見られます。
- 幼少期から不思議な体験をしている
- 誰に教わるでもなく、自然と「わかる」「感じる」
- 家系的に霊感が強い
ただし、「生まれつきの霊力が強い=必ず安定して当たる」とは限りません。霊視の力の使い方や精度には個人差があります。
修行や鍛錬によって開花した(後天的な霊視能力)
生まれつき霊視能力がなかった、または弱かった場合でも、修行や瞑想、精神的鍛錬によって霊力を高めた人たちもいます。
極限の困難や深い苦境、場合によっては生命の危機を経験し、その中で精神や感覚が研ぎ澄まされたパターンも多く、窮地に立った経験が霊視能力の開花を後押ししています。
霊力+占術・統計学・カウンセリングの融合型
先天的、あるいは後天的な霊視の力に加えて、四柱推命・タロット・数秘術・心理学・コーチング・傾聴など、複数のスキルを組み合わせて鑑定する霊視占い師もいます。
「視える力だけに頼らず、現実的なアドバイスもできる」タイプです。
このタイプの特徴は以下の通りです。
- 鑑定が的確
- 論理的な納得感もある
- 占術や統計学で裏づけを出しながら霊視の結果を補完する
- 相談者の心理にも寄り添う
相談者からの評価が高い“本物の霊視占い師”は、このタイプが多いです。
「霊視の力だけでなく、学びや努力を重ねているか」「人としての愛情を持って接してくれるか」が、信頼性につながっています。
霊視の力を持つ、本物の見分け方

霊視を受けてみたいと思っても、「本当に視える人かどうか」を鑑定前に見極めるのは簡単ではありません。
ですが、いくつかのポイントを押さえておけば、“本物”と呼べる霊視鑑定を受けられる確率は高まります。
中でも重要なのは「実際に鑑定を受けた人たちの声」です。
【最重要】口コミ評判の“量と質”を見る
ネットやアプリに掲載されている口コミは、玉石混交ではありますが、“本物”かどうかを判断する材料としてもっとも有効です。
「霊視で当たる」と評判の、本物の占い師には、次のような評判がたくさん寄せられます。
- 「何も伝えていないのに、過去の出来事や気持ちを言い当てられた」
- 「具体的に当てられた」
- 「当たりすぎてゾッとする」
これらは、単なる感想ではなく「視えた内容」と「結果」が結びついている口コミです。
霊視においては「優しかった」「元気をもらえた」「前向きになれた」などよりも、具体性・納得感がある声のほうが信頼できます。
また、口コミの数が多いこともひとつの指標になります。一時的なバズではなく、長期にわたって高評価が集まっている霊視占い師は、信頼され続けている証拠です。
「当てる」より「導き、整える」姿勢かどうか
本当に力のある霊能者ほど、「当てること」にこだわらない傾向があります。
的中率よりも重視しているのは、「相談者の幸せ」です。あなたの状況や感情を視たうえで、
- 気持ちをどう整えればいいかを提案してくれる
- この先どうすればよいか教えてくれる
- 一方的に決めつけない
- 相談者の気持ちに寄り添ってくれる
霊視の正確さ以前に、「この人は信頼できる」と感じさせる空気感があります。
言葉は穏やかでも、核心を突かれたり、「なぜか涙が出た」と感じる相談者が多いのもこのタイプです。
恐れを植え付けるのではなく、心を整えてくれる霊視をしてくれる占い師こそが、本物といえるでしょう。
本物の霊視能力者は「ガツガツしていない」
実のところ、本物の霊能者は、無理にお客を集めようとしません。自然と人が集まるからです。
“営業感”や“売り込み感”がなく、自然体で鑑定している人が多いのが特徴です。
- 無理に集客しなくても、紹介やリピーターが絶えない
- リピーターが多いので、ガツガツと営業する必要がない
- 派手な言葉で煽らなくても、視えているから当たってしまう
実際に、本当に視える人と出会った相談者の多くは、「紹介だった」「口コミで知った」と話します。
参考までに、当サイトでも「霊視で当たると評判の占い師」を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

怪しい霊視・偽物にありがちな特徴
霊視やスピリチュアルの世界は、目に見えないぶん“本物”と“偽物”の区別がつきにくいため、事前に「怪しい兆候」を知っておくことが大切です。
以下の特徴が見られる場合は、「インチキ霊視・ニセ霊能者」のため、注意が必要です。
- 誰にでも当てはまることしか言わない
- 「憑いている」「呪われている」と不安を煽る
- 「私しか無理」など依存・囲い込みワードを多用
- 除霊アイテムや開運グッズを勧めてくる
特に初回から強い不安を煽ってきたり、金銭を絡めた誘導があるケースは警戒しておくのが無難です。
万が一、霊視鑑定で高額請求を受けた場合は、ひとりで悩まず公的機関に相談してください。
▶法テラス:霊感商法の被害にあわれた方
誰にでも当てはまることしか言わない
「あなたって優しいけど、傷つきやすいところがありますよね」
「周りに気を使いすぎて疲れていますね」
こうした言葉は、誰にでも当てはまる“ありがちな内容”です。
霊視というより、バーナム効果(=誰にでも響く言い回し)を利用しているだけの可能性が高いです。
曖昧な言葉ばかりで中身がないと感じたら、その占い師とは距離を取りましょう。
「憑いている」「呪われている」と不安を煽る
怪しい霊視ではこんなフレーズがよく使われます。
- 「悪いものが憑いています」
- 「呪いをかけられています」
- 「このままでは危険です」
こうした言葉で相談者の恐怖心を煽り、高額な除霊や祈祷を勧めてくるパターンが非常に多いです。
本物の霊能者は、たとえ良くない何かが視えたとしても、いたずらに不安を煽る言動はしません。
「私しか無理」など依存・囲い込みワードを多用
鑑定の中でやたらと“依存させるワード”が出てきた場合も要注意。
「この問題を解決できるのは私だけ」
「他の人に視せると悪化します」
これは支配関係を作るための典型的な話術であり、冷静さを失わせて判断力を鈍らせる目的があります。
本物の霊能者ほど「信じられる方法で進んでください」と、相談者の自由意志を尊重します。
除霊アイテムを勧めてくる
「このブレスレットを身につければ安心です」
「このお守りを買わないと運気が落ちます」
……など、アイテム販売がセットになっている場合は、特に注意しましょう。
霊視の補助やお守り的な意味でグッズを扱っている占い師もいますが、本当に信頼できる霊視占い師は、無理な勧誘は行いません。しつこく霊感グッズを進めなくても、客足が途絶えないからです。
逆に、高額な除霊グッズや開運アイテムを執拗に勧めてくる場合は、金銭目的の可能性が非常に高いとみてよいでしょう。
霊視とは
霊視とは、霊的な存在や見えないエネルギー、未来・過去など、肉眼では捉えられない情報を“視る”とされる能力を意味します。
霊視(れいし)とは、霊的に見ること、つまり肉体的な感覚器は用いずに見ること、あるいは霊的な存在を見ること
目を閉じたり、半眼の状態で映像やイメージを受け取るスタイルが多く、「第三の目」や「内なるビジョン」とも表現されます。
- 亡くなった人や守護霊の姿
- 相談者のオーラやエネルギーの色
- 過去や未来のビジョン(象徴的な映像など)
- 場所や物に残る“念”のイメージ
ただし、視えるといってもテレビのように鮮明に見えるわけではなく、「映像の断片」「直感的なイメージ」「感覚的な色や形」といった抽象的な映像が多いようです(術者によって個人差あり)。
そのため、霊視は“完全に視える”というより、“受け取ったものをどう解釈するか”が重要になる能力です。
霊視と透視の違い
霊視と透視は似ているようで、実は見えている対象が違います。
何を視る? | 具体例 | |
---|---|---|
霊視 | 目に見えない霊的な存在を視る | 故人、守護霊、エネルギー、魂の状態、念など |
透視 | 遠く離れたもの、未来の出来事などを視る | 物理的に離れた場所、時間や空間を超えた情報など |
たとえば、亡くなった祖母の様子を視るのが霊視で、相談者の家の間取りを当てるのが透視です。どちらも「見えないものを視る」という点では共通していますが、扱っている情報の種類が異なります。
現実にはこの2つの力を併せ持っている人も多く、「霊視も透視もできる」というスタンスで活動している霊能者もいます。
霊視と霊感の違い
霊視と霊感も似てはいますが、次のような違いがあります。
特徴 | |
---|---|
霊視 | 霊的なものを「視る」力 |
霊感 | 霊的なものを「感じる」力 視覚・聴覚・体感・直感などあらゆる感覚 |
霊感があるからといって必ずしも“視える”わけではなく、感じ取るタイプの術者も多くいます。
「なんとなく嫌な気配がする」「この場所には誰かいる気がする」と感じるのは霊感。
「黒い影のようなものが視えた」となると霊視です。
霊視と霊聴の違い
霊視と霊聴は、どちらも霊的な情報を「感覚として受け取る」点では同じですが、見える vs 聞こえるの違いがあります。
特徴 | |
---|---|
霊視 | 視る 視覚的にイメージや映像で受け取る |
霊聴 | 聴く 耳元で声が聞こえたり、心の中に言葉として浮かぶ |
霊聴の場合、「誰かが名前を呼んだ気がする」「心の中に“行くな”という声が響いた」などの現象が代表的です。実際に耳で聞こえるケースもあれば、意識の中で声が響くように感じることもあります。
一方の霊視は、「その言葉を発している人物の姿がイメージとして浮かぶ」といった視覚的な情報です。
どちらも「実体のない情報」を受け取る能力であり、霊能者の中には霊視と霊聴の両方を使い分ける人もいます。
霊視・霊感・透視・霊聴の定義は、霊能者によって異なる
霊視・霊感・透視・霊聴といった言葉には、それぞれに意味がありますが、実際の霊能者はこれらを明確に使い分けているとは限りません。
ある人は「視えるだけじゃなく、声も聞こえる」と言い、また別の人は「透視も霊視も同時に起こる感覚」と表現します。
つまり、ひとつひとつを厳密に線引きするよりも、複合的に作用して“なんか分かる”“なんか視える”という曖昧さを含んでいるのが実際のところです。