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取引先からの入金までに時間が空くと、運転資金が一時的に不足することがあります。急な支払いが重なると、事業運営にも影響しかねません。
そんなときに便利なのが、請求書買取サービス(ファクタリング)です。早ければ即日で売掛金を現金化でき、支払期日を待たずに資金を確保できます。
本記事では、個人事業主・フリーランスが安心して利用できる請求書買取サービス20社を比較し、手数料や入金スピード、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
目次
- 個人事業主・フリーランスにおすすめの請求書買取サービス20選
- ビートレーディング
- 請求書買取サービスとは?個人事業主・フリーランスでも利用できる仕組み
- 個人事業主・フリーランスの請求書買取サービス利用の流れ
- 【個人事業主・フリーランス向け】請求書買取で即日入金を狙うコツ
- 個人事業主が請求書買取サービスを選ぶ7つのポイント
- 【個人事業主・フリーランス】請求書買取サービスを利用するメリット
- 【個人事業主・フリーランス】請求書買取サービスの注意点
- 個人事業主・フリーランスの請求書買取サービス|税務・会計処理の豆知識
- 個人事業主・フリーランスの請求書買取サービスに関するよくある質問
- まとめ:個人事業主・フリーランスは請求書買取で資金繰りを改善しよう
個人事業主・フリーランスにおすすめの請求書買取サービス20選

サービス名 | 契約方法 | 手数料 | 入金スピード | 買取可能額 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
QuQuMo | 2社間 | 1%〜 | 最短2時間 | 上限なし | 債権譲渡登記不要・オンライン完結 |
ペイトナー | 2社間 | 一律10% | 最短10分 | 1万〜上限なし(初回25万円) | 初回上限25万円 |
PayToday | 2社間 | 1%〜9.5% | 最短30分 | 上限・下限なし | AI審査・上限明示 |
labol(ラボル) | 2社間 | 一律10% | 最短30分 | 1万円〜 | 24時間365日・オンライン完結 |
みんなのファクタリング | 2社間 | 7%〜15% | 最短60分 | 1万〜300万円 | 審査最短30分・初回上限50万円 |
ビートレーディング | 2社間・3社間 | 2社間:4%〜12% 3社間:2%〜9% | 最短2時間 | 上限なし | 対面・オンライン可 |
日本中小企業金融サポート機構 | 2社間・3社間 | 1.5%〜10% | 最短3時間 | 上限なし | 非営利・認定支援機関・補助金支援 |
OLTA | 2社間 | 2%〜9% | 最短即日 | 上限なし | オンライン完結・登記原則不要 |
メンターキャピタル | 2社間・3社間 | 2社間:2%〜 3社間:2%〜 | 最短即日 | 下限なし〜1億円 | オンライン対応相談〜手続きまで非対面可 |
ベストファクター | 2社間・3社間 | 2%〜20% | 最短即日 | 10万〜1,000万円 | 建設業実績豊富 |
AGビジネスサポート | 2社間・3社間 | 3.5%〜12.5% | 最短即日 | 10万円〜 | アイフルグループ・ABL選択可 |
トップマネジメント | 2社間・3社間 | 5%〜12.5% | 審査最短30分 | 上限なし | 対面重視 |
えんナビ | 2社間・3社間 | 5%〜 | 最短即日 | 50万〜5,000万円 | ノンリコース・24時間365日 |
FREENANCE | 2社間 | 3%〜10% | 最短即日 | 1万〜1,000万円 | あんしん補償Basic付帯 |
MBPay | 2社間 | 2%〜8% | 初回最短2営業日 | 非公開 | マイナビグループ・オンライン完結 |
バイオン | 2社間 | 一律10% | 最短90分 | 5万円〜 | AI審査 |
FinFinファクタリング | 2社間 | 3%〜10% | 最短即日 | 1万〜1,000万円 | アプリ連動 |
買速 | 2社間・3社間 | 2%〜10% | 最短30分 | 上限なし | オンライン査定あり |
GoodPlus | 2社間 | 5%〜15% | 最短90分 | 非公開(小口可) | ノンリコース・年中無休 |
ウィット | 2社間 | 5%〜 | 最短2時間 | 20万〜500万円 | 少額特化・個人事業主専門 |
請求書買取サービスを選ぶときは、手数料の水準、入金スピード、買取下限額、そして個人事業主への対応可否を確認しましょう。
ここでは、個人事業主やフリーランスにおすすめのファクタリング会社20社を比較し、それぞれの特徴や強みを紹介します。以下を参考に、事業規模や資金ニーズに合ったサービスを探してみてください。
QuQuMo(ククモ)

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 1% |
入金スピード | 最短2時間 |
必要書類 | 入出金明細・請求書 |
利用限度額 | 上限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
QuQuMo(ククモ)は、業界でもトップクラスの低手数料とスピード対応で知られるオンライン完結型の請求書買取サービスです。手数料は、売掛先の信用度が高い場合に1%という極めて低いレートが適用されます。
最短2時間で入金可能なスピード感も強みのひとつ。急な資金需要にも柔軟に対応できるため、入金待ちのストレスを大幅に軽減できるでしょう。
手続きはすべてオンラインで完結し、クラウドサインによる契約を採用。請求書と通帳コピーの2点のみで申し込みができるため、初めて請求書買取サービスを利用する個人事業主でも安心です。債権譲渡登記も不要で、取引先に知られずに資金化できる点も評価されています。
初回から大口取引に対応しており、上限額が設定されていないのも魅力。少額のつなぎ資金から数百万円規模の案件まで、幅広いニーズに対応しています。
ペイトナー

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短10分 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類等 |
利用限度額 | 1万〜上限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
明瞭な料金体系を採用する請求書買取サービスです。取引前に費用を正確に把握できるため、コスト管理を重視する個人事業主・フリーランスに適しています。
業界でもトップクラスのスピード対応を誇り、最短10分で入金が完了するケースもあります。申し込みから審査、振込までをオンラインで完結でき、急な支払いにも柔軟に対応できる点が評価されています。
また、AIによる自動審査を導入しており、24時間365日申し込み可能。審査や入金は営業時間内の対応ですが、書類確認がスムーズに進むため、即日資金化を実現しやすい設計といえます。
必要書類は原則、本人確認書類と請求書の2点のみ。個人間取引の請求書に対応しており、エンジニア・デザイナー・ライターなど、フリーランス同士の取引が多い方にもおすすめです。
PayToday

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 1%〜9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・入出金明細・決算書 |
利用限度額 | 上限・下限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
PayTodayは、手数料上限9.5%の明確な料金体系を採用したオンライン型請求書買取サービスです。初期費用や月額費用が不要で、コストを抑えて利用できます。
同サービスでは、独自のAI審査システムを導入しており、最短30分での入金が可能。申し込みから振り込みまでをオンラインで完結するため、急な資金需要にもスピーディーに対応できます。
また、10万円から利用可能な少額対応が大きな魅力です。小規模な案件でも柔軟に資金化できるため、スタートアップやフリーランスの方でも利用しやすいでしょう。
書類提出は本人確認書類・請求書・入出金明細・決算書で、手続きもシンプル。債権譲渡登記が不要なため、取引先に知られずに利用できるのは嬉しいところです。
labol(ラボル)

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短30分 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類・取引先との成因資料 |
利用限度額 | 1万円〜 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
labol(ラボル)は、フリーランスや個人事業主に完全特化したオンライン型ファクタリングサービス。手数料が一律10%に設定されており、複雑な変動がないため資金計画を立てやすいのが特徴です。
また、24時間365日いつでも審査・入金に対応しており、土日祝日や深夜でも利用可能。AI審査を活用することで、時間帯を問わず申し込みから契約、振込までをオンラインで完結できます。
さらに、1万円からの少額利用にも対応しているため、開業間もない個人事業主でも利用しやすい設計です。弥生株式会社との提携により、会計データをもとにスムーズな審査が受けられる点も魅力でしょう。
みんなのファクタリング

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 7%〜15% |
入金スピード | 最短60分 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類 |
利用限度額 | 1万〜300万円(初回上限50万円) |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
土日祝日でも資金調達できる利便性の高さが人気のオンライン完結型請求書買取サービスです。AI審査システムを導入しており、決算書や事業計画書の提出は不要。必要書類は請求書・通帳・本人確認書類のみとシンプルで、初めてでもスムーズに申し込みできます。
手数料は7〜15%と個人事業主にも利用しやすい設定で、10万円からの少額買取に対応。初回上限は50万円ですが、継続利用により最大300万円まで引き上げ可能です。さらに継続利用によって手数料が下がる仕組みがあり、利用を重ねるほど調達コストを抑えやすくなります。
ビートレーディング

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 2社間:4%〜12% 3社間:2%〜9% |
入金スピード | 最短2時間 |
必要書類 | 請求書・通帳 |
利用限度額 | 上限なし |
オンライン完結 | 可能(対面も可) |
債権譲渡登記 | 不要 |
ビートレーディングは、累計買取額1,300億円超・取引実績7.1万社以上を誇る老舗の請求書買取・ファクタリング会社です。審査通過率は98%と業界でもトップクラスで、他社で断られたケースでも資金調達できる可能性があります。
同社は2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの両方に対応しているため、資金繰りの緊急度や取引先との関係性に応じて契約方式を選択できます。オンラインとは別に、全国5拠点(東京・仙台・大阪・福岡・名古屋)での対面相談にも対応しており、初めてでも安心して利用できる体制です。
また、「注文書ファクタリング」にも対応しており、請求書発行前でも資金化できる点が特徴です。必要書類は請求書と通帳の2点のみとシンプルで、個人事業主から法人まで幅広い層に利用されています。
日本中小企業金融サポート機構

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 1.5%〜10% |
入金スピード | 最短3時間 |
必要書類 | 請求書・通帳(2点のみ) |
利用限度額 | 上限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
一般社団法人が運営する非営利型の請求書買取サービスです。手数料は1.5〜10%と業界最安水準で、料金体系も明確なため安心して利用できるでしょう。
同サービスは、関東財務局長および関東経済産業局長から認定を受けた「経営革新等支援機関」としての信頼性も高く、補助金・助成金申請の無料サポートを受けられる点も魅力。請求書買取にとどまらず、経営全体を支援するサービスとして評価されています。
2社間・3社間の両方に対応し、審査は最短30分で完了。必要書類は請求書と通帳の2点のみで、審査通過率も95%以上と高水準です。
OLTA(オルタ)

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 2%〜9% |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類 |
利用限度額 | 上限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
OLTA(オルタ)は、オンライン完結型ファクタリング・請求書買取サービスの草分け的存在として知られる業者です。AIによる自動審査を採用しており、最短即日での入金にも対応。審査結果は原則24時間以内に通知されるため、急ぎの資金調達にも適しています。
手数料は2〜9%に設定されており、上限が決まっているため安心。債権譲渡登記は原則不要で、すべての手続きがオンライン上で完結します。請求書・通帳・本人確認書類の3点だけで申し込みできる手軽さも魅力です。
信頼性と利便性のバランスが取れたサービスとして、フリーランスから中小企業まで幅広く支持されています。
メンターキャピタル

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 2社間:2%〜 3社間:2%〜 |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 下限なし〜1億円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
個人事業主・フリーランスから法人まで幅広く利用されている老舗のファクタリング・請求書買取サービス会社。最短30分での資金化に対応しており、急な支払いにも柔軟に対応できるスピード感が魅力です。
2社間・3社間の両方に対応しているため、「取引先に通知せずスピード重視」か「手数料を抑えてコスト重視」かを目的に応じて選択できます。限度額も30万円〜1億円と広く、少額から大口まで一貫して利用しやすい設計です。
ベストファクター

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 2%〜20% |
入金スピード | 最短24時間以内(最速1時間) |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
利用限度額 | 10万〜1,000万円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 応相談 |
ベストファクターは、審査通過率92%超を誇る実績豊富な請求書買取サービスです。最短1時間、遅くとも24時間以内に入金が完了するため、急な資金需要の際に重宝します。
手数料は2〜20%と幅がありますが、取引実績や売掛先の信用度によって調整される仕組みを採用。請求書・通帳・本人確認書類の3点だけで申し込みが可能で、手続きは「問い合わせ→審査→契約」の3ステップとシンプルです。
また、無料の財務コンサルティングが付帯しており、資金調達後の経営改善までサポート。特に建設業の支援実績が豊富で、支払サイトの長い案件でも柔軟に対応する点が評価されています。
AGビジネスサポート

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 3.5%〜12.5% |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類・同じ会社の以前の請求書等 |
利用限度額 | 10万円〜 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
AGビジネスサポートは、アイフルグループが運営する請求書買取サービスです。大手金融グループの審査体制を活かした安定した運用が特徴です。手数料は3.5%〜12.5%と良心的で、10万円からの小口資金にも対応しています。
最短即日での入金が可能なうえ、オンライン完結で手続きがスムーズなのがポイント。さらに、ファクタリング以外にも売掛債権担保融資(ABL)など複数の資金調達手段を提供しており、事業規模や状況に応じて対応します。
信頼性・柔軟性・実用性のバランスが取れており、短期資金繰りから中長期の運転資金確保まで、幅広いシーンで重宝するでしょう。
トップマネジメント

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 5%〜12.5% |
入金スピード | 審査最短30分 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 30万円〜3億円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
累計買取高150億円・55,000件超の実績を持つファクタリング・請求書買取サービス会社です。審査は最短30分で完了し、最短即日での入金にも対応。中小事業者から大口取引まで、幅広い資金ニーズに対応しています。
このサービスは、注文書ファクタリングや助成金ファクタリングなど、請求書以外の債権にも対応できる点が強みです。また、多重債務中や創業間もない事業者でも利用可能で、他社で断られた債権も柔軟に応じています。
オンラインはもちろん、対面でのサポートにも力を入れており、直接アドバイスを受けながら進められます。スピード・対応範囲・サポート品質の三拍子がそろった、総合力の高いサービスです。
えんナビ

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 5%〜 |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 50万〜5,000万円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
資金繰りに悩む経営者にとって、迅速な入金対応は事業を支える大切な要素です。えんナビは、そのニーズに応える請求書買取サービスで、土日祝日を含め24時間365日スタッフが常駐しています。
さらに、審査から入金までの手続きはすべてオンラインで完結し、最短即日で資金化可能。短期的な資金繰りの改善を図りたい経営者におすすめのサービスです。
FREENANCE

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 3%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類等 |
利用限度額 | 1万〜1,000万円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
GMOインターネットグループが運営する請求書買取サービスです。最大の特徴は、5,000万円まで補償される「FREENANCEあんしん補償」が無料で付帯されている点にあります。これは、仕事中の事故や納品物の不備による損害賠償リスクをカバーするもので、フリーランスや個人事業主は重宝するでしょう。
手数料は3%〜10%と利用しやすく、当日16時半までに即日払いが承認されれば、その日のうちに入金が完了します。
専用のバーチャル口座を無料で開設できるほか、所得補償保険「あんしん補償プラス」も利用可能で、仕事中の万一のトラブルにも備えられます。
資金調達からリスク補償までを一体化した、フリーランス・個人事業主に特化した総合的な支援サービスといえます。
MBPay

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 2%〜8% |
入金スピード | 初回最短2営業日、2回目以降最短即日 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類 |
利用限度額 | 非公開 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
マイナビグループによるオンライン完結型のサービスです。手数料は2%〜8%と業界でも比較的低水準で、コストを抑えながらスムーズに資金を確保できます。
初回利用時は最短2営業日での入金となりますが、2回目以降は最短即日での対応が可能です。契約方法は2社間ファクタリングのみで、債権譲渡登記は不要。必要書類は請求書と本人確認書類の2点とシンプルなため、手続きもスムーズに進められます。
バイオン

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短90分(審査60分+入金30分) |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 5万円〜 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
審査の早さと使いやすさを兼ね備えたサービスとして注目されているのが、バイオンAIファクタリングです。独自開発のAI審査システムを導入しており、最短60分で審査、最短90分での入金を実現しています。手数料は一律10%と明瞭で、コストを把握しやすい点も魅力です。
また、少額から利用できる点も特徴で、最低5万円から資金化が可能です。小規模な取引や短期の資金需要にも対応できるため、個人事業主やフリーランスにとっても使いやすいサービスといえるでしょう。
FinFinファクタリング

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 3%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 1万〜1,000万円 |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
手数料3%〜10%と比較的低水準で利用できるオンライン完結型の請求書買取サービスです。最短即日で入金が可能なため、急な資金ニーズに対応。対応金額は1万円〜1,000万円までと幅広く、少額から大口まで柔軟に利用できます。
また、専用アプリと連携することで、請求書の発行から資金調達までをスマートフォン上で一元管理できます。業務効率化にもつながるため、仕事のデジタル化を進めたい個人事業主・フリーランスに最適です。
買速(かいそく)

契約方法 | 2社間・3社間ファクタリング |
手数料 | 2%〜10% |
入金スピード | 最短30分 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 上限なし |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
資金繰りを効率化し、経営の安定を図りたい事業者に適している請求書買取サービスが買速(かいそく)です。同社はオンライン完結型の仕組みを採用し、申し込みから入金までを最短30分で完了できるスピード感が強みとしています。
手数料は2〜10%の範囲で設定され、取引内容や規模に応じて柔軟に調整可能です。契約方法は2社間・3社間の両方に対応しており、債権譲渡登記は不要。審査に必要な書類は、請求書・通帳・本人確認書類などで、すべてオンラインで完結します。
スピード・透明性・柔軟性を兼ね備えた買速は、資金調達の効率化を通じて経営を支えるサービスです。
GoodPlus

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 5%〜15% |
入金スピード | 最短90分 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類等 |
利用限度額 | 非公開(小口可) |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
最短90分で資金化が完了するスピード感と、年中無休の柔軟な対応力を兼ね備えた請求書買取業者です。手数料は5〜15%の範囲に明確に設定されており、予想外の高額請求を防げる安心設計となっています。
また、土日祝日も審査を受け付けているため、平日以外でも資金を確保しやすいのが大きな特徴です。顧客満足度90%・審査通過率90%という高い実績を持ち、オンライン完結で手続きもスムーズ。急な支払いが発生した方、休日の資金調達を求めている方の頼れるパートナーとなるはずです。
ウィット

契約方法 | 2社間ファクタリング |
手数料 | 5%〜 |
入金スピード | 最短2時間 |
必要書類 | 請求書・入出金明細等(決算書不要) |
利用限度額 | 最大500万円(小口専門) |
オンライン完結 | 可能 |
債権譲渡登記 | 不要 |
小口債権に特化した専門ファクタリングとして注目を集めているのが、ウィットです。個人事業主やフリーランス専用に設計されており、少額取引でも高い審査通過率を誇ります。特に30万円規模の案件では、通過率95%という実績が公表されています。
必要書類は請求書と入出金明細などの基本的なもののみで、決算書の提出は不要です。最短2時間での入金にも対応しており、完全オンラインで全国どこからでも利用できます。
請求書買取サービスとは?個人事業主・フリーランスでも利用できる仕組み

請求書買取サービスとは、企業や個人事業主が保有する売掛金(請求書債権)を業者に売却し、支払期日前に資金を受け取る仕組みです。法的に認められた正規の取引であり、融資とは異なる資金調達方法として近年注目を集めています。
あらためて、請求書買取サービスの基礎知識をおさらいします。
請求書買取サービス(ファクタリング)の基本
請求書買取サービスは、取引先に発行した請求書をファクタリング会社へ売却し、支払期日前に現金化する仕組みです。
通常であれば30〜90日ほど待つ必要がある売掛金を、即時に資金として受け取れる点が重宝されています。
この取引は「借入」ではなく「債権の売却」にあたります。信用情報機関への登録は不要で、将来の融資審査にも影響しません。
経済産業省は中小企業の資金繰り改善策の一環として、売掛債権を活用した資金調達の普及を進めています。
経済産業省中小企業庁では、中小企業者が不動産担保に過度に依存せずに資金調達ができるよう、売掛債権担保融資保証制度を創設し、普及を進めています。売掛債権担保融資保証制度は、売掛債権を担保とした中小企業者の借入について信用保証協会が保証を行うものです。売掛先の事業者の方には、以下のご協力をお願いします。
経済産業省 中小企業庁「売掛債権の利用促進について」
このように売掛債権を活用する制度・支援策に関する情報もあわせて確認するとよいでしょう。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
ファクタリングには「2社間」と「3社間」という2つの契約形態があります。それぞれの特徴を理解し、資金調達の目的やスピード・コストの優先度に応じて選ぶことが大切です。
2社間ファクタリングは、利用者(売掛債権の保有者)とファクタリング会社の間だけで契約を結ぶ方式です。売掛先に知られることなく資金化できる点が最大のメリットで、個人事業主やフリーランスでも利用しやすいでしょう。
ただし、売掛先への通知がない分リスクが高く、手数料はやや高めに設定される傾向があります。一般的な相場は8〜18%程度で、最短即日での入金が期待できます。
一方の3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者間で契約を結ぶ方式です。売掛先の承諾が必要となるものの、取引の透明性が高く、手数料も比較的低く抑えられます。相場は2〜10%程度で、入金までは数日〜1週間ほどかかるのが一般的です。
取引先に知られずスピーディーに資金を確保したい場合は2社間ファクタリング、コストを抑えて安定した資金調達をしたい場合は3社間ファクタリングが最適です。
個人事業主・フリーランスが請求書買取を利用できる条件
個人事業主やフリーランスが請求書買取サービスを利用するには、いくつかの前提条件をクリアする必要があります。
第一に、法人との取引にもとづく売掛債権であることが重要です。商品やサービスの提供が完了し、請求金額と支払期日が確定している請求書でなければ買取に応じられません。
次に、支払期日が到来していないことも条件となります。すでに期日を過ぎた売掛金は、回収不能リスクが高いため受けつけないのが一般的です。
実在する正当な請求書であることも必須です。個人間取引や給与債権などは対象外であり、特に「給与ファクタリング」と呼ばれる給与債権の買取行為は、貸金業法上の「貸付け」に該当する違法行為とされています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」
したがって、請求書買取サービスを利用する際は「請求書が法人に対して発行されたものか」「期日前か」「正当な取引に基づいているか」を漏れなく確認してください。
これらの条件を満たしていれば、個人事業主・フリーランスでも安心して請求書買取サービスを利用できるでしょう。
個人事業主・フリーランスの請求書買取サービス利用の流れ

ここからは、請求書買取サービスを初めて利用する方に向けて、申込みから入金までの流れを5つのステップで解説します。
STEP1: 個人事業主向け請求書買取サービスを選定して申し込む
まずは、自分の条件に合った請求書買取サービスを選ぶことから始めます。買取希望額・入金希望日・手数料水準を比較基準とし、複数社の情報を見比べて検討するとよいでしょう。
多くの業者がオンライン申込みに対応しており、Webフォームに必要事項を入力するだけで手続きが完了します。電話やメールでの相談窓口を設けている企業も多いため、不明点があれば事前に確認しておくと安心です。
STEP2: 必要書類を提出する
審査に必要な書類を準備して提出します。基本的には「請求書」「通帳コピー(直近3〜6か月分)」「本人確認書類」の3点で申込みが可能です。なお、日本中小企業金融サポート機構のように、2点のみで申請できるサービスもあります。
書類はPDFや画像データとしてオンラインでアップロードする形式が一般的です。スキャンや撮影はできるだけ鮮明に行い、書類不備による審査遅延を防ぎましょう。
STEP3: 審査を受ける
請求書買取サービスの審査では、主に「売掛先(取引先)」の信用力が重視されます。売掛先の信用が十分であれば、個人事業主本人の信用状況はそれほど問われません。
AI審査を導入している業者では最短30分で結果が出るケースもあり、従来型でも数時間以内に完了することが多くなっています。傾向として、大手企業や官公庁への請求書は信用力が高く、審査通過率も高です。
STEP4: 契約を締結する
審査に通過したら、契約内容を確認して締結手続きを行います。手数料・入金予定日・償還請求権の有無など、重要項目は必ずチェックしてください。
現在は電子契約が主流で、オンライン上で完結できるケースが一般的です。契約書の控えは必ず保存し、不明点があれば締結前に確認しておきましょう。なお、関連書類は7年間の保管が求められるため、忘れずに対応してください。
STEP5: 入金を確認する
契約が締結されると、指定した銀行口座に手数料を差し引いた金額が振り込まれます。入金時期はサービスや審査のタイミングによって多少異なりますが、事前に提示されたスケジュールどおりに資金が反映されるのが一般的です。
2社間ファクタリングの場合は、売掛金の入金を受け取った後に、その金額をファクタリング会社へ送金する流れとなります。このため、入金と支払いのタイミングをきちんと管理し、資金を使いすぎないよう注意が必要です。
一方、3社間ファクタリングでは、取引先からファクタリング会社へ直接支払いが行われる仕組みになっています。利用者が送金手続きを行う必要はなく、ファクタリング会社からの入金完了連絡を確認すれば、すべての取引が完了します。
このように、契約形態によって入金フローが異なるため、契約前に「どちらの方式か」をしっかりと把握しておきましょう。
【個人事業主・フリーランス向け】請求書買取で即日入金を狙うコツ

「最短即日」と案内されているサービスでも、条件を満たさなければ当日中の入金が難しいケースがあります。以下、即日入金の成功率を高めるコツをご紹介します。
14時までに申込みと契約を完了させる
銀行振込の当日扱いは、通常15時が締め切りとなります。そのため、遅くとも14時までに契約手続きを完了しておくことが望ましいです。
理想的なスケジュールは、朝9時頃に申込みを行い、14時までに契約を締結することです。たとえば、FREENANCEの場合、16時半までに承認が得られれば当日中に振込が実行されますが、それ以降の手続きは翌営業日扱いとなります。午後以降の申込みは翌営業日入金となる可能性が高いため、即日入金を希望する場合は午前中に対応してください。
オンライン完結型の2社間請求書買取を選ぶ
Web上で全手続きを完結できるオンライン型サービスを選ぶことで、時間のロスを大幅に減らせます。売掛先に知られずに資金調達できる2社間ファクタリングなら、来店や郵送の手間がなくスムーズです。
AI審査を導入している業者であれば、人による審査よりもスピーディーな判定が期待できます。一方、3社間ファクタリングは取引先の承諾が必要となるため、即日対応は難しい点に注意しましょう。
信用力の高い売掛先の請求書を使う
即日入金を実現するためには、審査がスムーズに進む「信用力の高い売掛先」の請求書を選ぶことが重要です。先の通り、大手企業や官公庁への売掛債権は信頼性が高く評価されやすく、審査時間の短縮につながります。
さらに、長年にわたり安定した取引を続けている先や、支払い遅延のない取引先の請求書であれば、よりスムーズな審査が期待できます。反対に新規取引先や小規模事業者への請求書は、信用確認に時間を要することが多いため、即日入金を希望する場合には避けたほうが無難です。
土日は避けて平日に申し込む
即日入金を確実にしたい場合は、平日の午前中に申し込みましょう。土日や祝日に申し込んだ場合は、翌営業日の入金となるケースがほとんどです。
ただし、labolのように24時間365日対応しているサービスもあり、急な資金需要が生じた場合でも柔軟に利用できます。
平日対応が難しいときは、このような年中無休のオンライン完結型サービスを活用すると、休日でも資金調達の機会を逃さずに済むでしょう。
どうしても土日に資金調達したい場合は、以下の記事で土日も対応可能なファクタリング会社を紹介していますので、合わせて参考にしてください。

個人事業主が請求書買取サービスを選ぶ7つのポイント
自分に合った請求書買取サービスを選ぶには、いくつかの基準を押さえることが大切です。ここでは、個人事業主やフリーランスが確認しておきたい7つのポイントを見ていきます。
手数料の上限・下限を確認する
手数料を比較する際は、「下限」よりも「上限」に注目しましょう。実際の審査では上限に近い手数料が適用されることが多いため、上限手数料が明示されているサービスを選ぶと安心です。手数料体系が明確なことは、予想外の請求を避けるうえでも重要となります。
2社間ファクタリングの相場は8〜18%、3社間ファクタリングは2〜10%程度が一般的です。一律手数料制を採用するサービスでは10%固定が多く、料金が明確なぶん予算計画を立てやすいといえるでしょう。
入金スピードで選ぶ
入金スピードも大切な基準です。たとえば、最短10分のペイトナー、30分のPayTodayや買速、labolなど、サービスによって所要時間に差があります。labolのように24時間365日対応している業者であれば、深夜や休日でも最短60分で資金を確保できます。
ただし、「最短」は理想条件がそろった場合の目安であり、実際には数時間から1日程度かかるケースもあります。即日入金を重視するなら、オンライン完結型でAI審査を導入しているサービスを選ぶとよいでしょう。
個人事業主・フリーランスでも利用できる買取下限額を確認する
1万円から対応可能なlabol、ペイトナー、FinFin、FREENANCEは、少額の取引が多い個人事業主やフリーランスに向いています。小口取引が中心の場合は、買取下限額の低いサービスを優先的に検討するとよいでしょう。
必要書類の少なさで選ぶ
審査の必要書類が少ないQuQuMo、ビートレーディング、ベストファクターなどのサービスは、書類準備の手間を大幅に減らせます。請求書と通帳のコピーだけで申し込める業者も多く、スピーディーな手続きが可能です。
開業したばかりで確定申告書がまだない場合は、必要書類の少ないサービスがとりわけ重宝するはずです。ただし、審査の段階で追加書類を求められることもあるため、事業関連書類は最低限揃えてください。
審査通過率の高さで選ぶ
審査通過率の高いサービスを選ぶことで、資金調達が成功する可能性を高められます。たとえば、日本中小企業金融サポート機構(95%以上)、ウィット(95%)、アクセルファクター(93.3%)、ベストファクター(92.25%)などが代表的です。
初めてファクタリングを利用する個人事業主やフリーランスには、審査通過率が90%を超えるサービスを選ぶと安心でしょう。他社で審査に通らなかった場合でも、高通過率の業者なら再挑戦する価値があります。
2社間・3社間の対応可否で選ぶ
2社間・3社間の両方に対応しているサービスなら、取引先への通知や手数料負担を考慮して柔軟に契約形態を選べます。取引先に知られずに資金化したい場合は2社間、コストを抑えたい場合は3社間を選ぶのが基本です。
債権譲渡登記の有無を確認する
個人事業主は法人登記ができないため、債権譲渡登記が必須のサービスは利用できません。多くのファクタリングサービスでは登記不要となっていますが、一部では登記が必要な場合もあるため、事前に確認してください。
【個人事業主・フリーランス】請求書買取サービスを利用するメリット
資金繰りの悩みを抱える個人事業主・フリーランスにとって、請求書買取サービスは頼れる味方となります。従来の銀行融資のような手続きの煩雑さがなく、柔軟かつスピーディーに資金を確保できるのが特徴です。
具体的にどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。
最短即日で資金調達できる
請求書買取サービスなら、銀行融資よりも圧倒的に早く資金調達ができます。通常、銀行融資は審査から実行までに数週間〜1か月かかるのが一般的ですが、請求書買取サービスなら最短即日での入金が期待できます。PC・スマートフォンで申込みが完結するものも多く、場所を選ばず手続きを進められるため便利です。
担保・保証人が不要
売掛債権(請求書)をもとに資金を調達する仕組みのため、不動産などの担保は不要です。審査基準も柔軟で、債務超過の事業者でも利用できる場合があります。個人の信用力に左右されにくく、売掛債権さえあれば資金調達が可能です。
負債にならず信用情報に影響しない
請求書買取サービスはその性質上、「負債」として計上されないのが大きな特徴です。売却取引として処理されるため、信用情報機関への登録も行われません。そのため、将来の融資審査に影響せず、銀行からの借入枠を温存しながら資金を確保できます。
柔軟な資金繰りが可能になる
請求書買取サービスを活用すれば、売掛金の回収までにかかる期間を大幅に短縮できます。通常1〜3か月の支払いサイトを実質的に前倒しできるため、結果的にキャッシュフローの改善が見込めるでしょう。それによって得た資金を仕入れや外注費の支払いに充てれば、資金不足による機会損失を防げます。
【個人事業主・フリーランス】請求書買取サービスの注意点
メリットが多い一方で、個人事業主・フリーランスが利用する際に注意すべき点もあります。ここでは、請求書買取サービスの主な注意点をご紹介します。
手数料が発生する
手数料がかかる以上、売掛金の全額を受け取れるわけではありません。具体的には、銀行融資の金利が年利2〜5%程度であるのに対し、請求書買取サービスでは1回の取引につき8〜18%(2社間の場合)の手数料が発生します。頻繁に利用すると手数料負担が積み重なるので、請求書買取サービスは「短期的な資金調達手段」と割り切るべきでしょう。
ただし、継続利用による手数料優遇制度があるサービスを選んだり、3社間契約を検討したりすることで、手数料を抑えることは可能です。
悪徳業者も存在する
請求書買取サービスには、まれに違法な取引を行うヤミ金融業者が紛れている場合があります。たとえば、「給与ファクタリング」と称して法外な手数料を請求したり、契約書を交付しなかったりするケースは典型的な違法行為です。審査なしで即日入金できるサービスは存在せず、こうした誘い文句には十分警戒してください。
貸金業登録を受けていない業者による不当な請求には特に注意が必要です。正規のサービスであれば、会社情報を詳細に公開しており、手数料体系を明確に示したうえで契約書を交付します。
個人事業主・フリーランスの請求書買取サービス|税務・会計処理の豆知識
請求書買取サービスを利用する際は、会計処理や税務上の扱いを正しく理解しておきましょう。ここでは、仕訳方法や税務上の注意点など、個人事業主・フリーランスが知っておきたい知識を解説します。
請求書買取サービスの会計処理とは
請求書買取サービスを利用した場合、売掛金を売却した時点で「未収入金」として計上し、手数料を「売上債権売却損」などの勘定科目で処理します。
たとえば、100万円の請求書を手数料10万円で買い取ってもらった場合は、以下のように仕訳します。
- 借方:普通預金90万円/売掛債権売却損10万円
- 貸方:売掛金100万円
実際のところ、複雑に考える必要はありません。会計ソフトを使用している場合は、適切な勘定科目を選択するだけで自動的に処理が完了します。
手数料は経費になるのか
請求書買取サービスの手数料は、「売掛債権売却損」として経費に計上することができます。青色申告の場合は決算書の「営業外費用」欄に、白色申告の場合は収支内訳書の「その他の経費」欄に記載します。
あわせて、契約書や領収書などの関連書類は、法定保存期間である7年間の保管が義務づけられています。税務調査の際に提示を求められることもあるため、紙の書類だけでなく電子データも含めて、確実に保存しておきましょう。
消費税やインボイスの影響はあるのか
請求書買取サービスの利用にあたっては、基本的に消費税はかかりません。なぜなら、売掛債権の譲渡は「非課税取引」に該当するためです。インボイス制度が始まった後も、売掛先が適格請求書発行事業者であれば問題なく利用できます。
なお、請求書買取サービスの手数料に対しては消費税の還付を受けることはできませんが、制度全体への影響は限定的といえます。
税務署から指摘されないための注意点
税務上のトラブルを防ぐには、正当な取引を示す書類を適切に保管しておくことが大切です。請求書や契約書、入金明細などの関連資料は、取引ごとに整理しておくと確認がスムーズになります。
また、請求書買取サービスを頻繁に利用している場合は、取引日・手数料・入金額などを一覧表にまとめておくと安心です。定期的に帳簿と突き合わせることで、金額の整合性を確保できます。
個人事業主・フリーランスの請求書買取サービスに関するよくある質問
最後に、個人事業主・フリーランスから寄せられる請求書買取サービスのよくある質問と回答をまとめました。
土日でも即日入金は可能ですか?
labolは24時間365日対応しており、深夜や休日でも資金調達ができます。ただし、多くのサービスは平日のみの入金対応です。
地方在住の個人事業主でも即日入金できますか?
オンライン完結型のサービスなら全国から利用できます。地方銀行でもモアタイムシステムに対応していれば問題ありません。
銀行の営業時間外でも入金されますか?
モアタイムシステム対応銀行であれば、24時間いつでも入金が可能です。ネット銀行は基本的に24時間対応していますが、スムーズな処理のためには14時までに契約を済ませましょう。
複数の請求書をまとめて即日買取できますか?
可能ですが、枚数が多いと審査に時間がかかる傾向があります。即日入金を希望する場合は、1〜2枚に絞って申し込むとよいでしょう。
初回利用でも即日入金できますか?
多くのサービスで初回から即日入金に対応しています。午前中の申込みが不可欠であり、必要書類を事前に準備しておくことが大切です。なお、初回は審査に時間がかかる場合があります。
開業直後の個人事業主・フリーランスでも利用できますか?
売掛債権があれば利用可能です。たとえば、labolは弥生株式会社と提携しており、開業直後の個人事業主でも利用できます。ただし、実績が少ないうちは手数料がやや高めになる傾向があります。
取引先に知られずに請求書買取を利用できますか?
2社間方式を選べば、取引先に知られずに資金調達できます。現在は多くのサービスが2社間に対応しており、取引関係を保ちながら資金化したい方におすすめです。
給与ファクタリングとは違うのですか?
請求書買取(事業債権)は法的に認められた取引ですが、給与ファクタリング(個人の給与債権)は貸金業に該当し違法です。金融庁も「給与ファクタリングは利用しないでください」と注意喚起しています。個人の給与を買い取るサービスは利用してはいけません。
審査なしで利用できる請求書買取サービスはありますか?
審査なしで利用できるサービスは存在せず、正規の請求書買取サービスでは必ず審査が行われます。「審査不要」「絶対に通る」といった宣伝を行う業者は違法業者の可能性が高いため注意しましょう。
売掛先が倒産したら返済義務がありますか?
ノンリコース契約の場合、売掛先が倒産しても返済する必要はありません。ほとんどの請求書買取サービスはノンリコース契約を採用しているため、契約前に条件を確認しておきましょう。
同じ請求書を2社に売ってしまったらどうなる?
同一の請求書を複数社に売却する「二重譲渡」は詐欺罪に問われる可能性があります。刑事罰や損害賠償の対象となるため、絶対に行ってはいけません。もし誤って取引してしまった場合は、すぐに弁護士へ相談し、取引先の業者へ正直に申告してください。
悪徳業者に騙されたかもしれない時はどうする?
金融庁の相談窓口(0570-016811)または警察に連絡してください。契約書を渡さない、手数料が30%を超える、脅迫的な取り立てを行う業者は悪徳業者の典型です。高額請求や不当な対応を受けた場合は、早めに専門機関へ相談し、被害を最小限に抑えましょう。
まとめ:個人事業主・フリーランスは請求書買取で資金繰りを改善しよう
請求書買取サービスは、個人事業主・フリーランスの資金繰りを支える資金調達方法です。銀行融資よりもスピーディーで、最短即日で資金を確保できる点が大きな魅力といえます。
少額取引ならペイトナー、labol、バイオンが便利で、スピード重視ならペイトナー、PayToday、QuQuMo、買速が適しています。手数料を抑えたい場合は、日本中小企業金融サポート機構や3社間ファクタリング、審査通過率を重視するならビートレーディングが安心です。
ただし、請求書買取には手数料が発生するため、短期的な資金調達としての活用にとどめるのが望ましいでしょう。中長期的には、支払いサイトの短縮交渉や銀行融資の併用も検討することで、より安定したキャッシュフローを構築できます。
まずは、各社の比較表を確認し、自分の事業スタイルに合ったサービスを選んでみてください。