Google Pixel 10とPixel 9の違いを徹底比較。どっちがいい？

2025年8月28日に発売されたGoogle Pixel 10と発売から1年が経過して手頃になったGoogle Pixel 9のスペックやデザイン・ラインナップの違いを徹底解説します。

Google Pixel 10がPixel 9よりも優れている点

• Google Pixel 10は無印モデル初の望遠カメラ(光学ズーム5倍対応)を搭載しトリプルカメラ構成になる
• バッテリー容量が4,970mAhに増加し充電速度が45Wに強化される
• Google Pixel 10に搭載されたTensor G5チップはTSMCの3nmプロセスを採用し、省電力化と発熱の低減が期待できる

Google Pixel 10がPixel 9よりも劣っている点

• Google Pixel 9と比べると超広角カメラの画素数が大幅にスペックダウンした
• 型落ちモデルのPixel 9と比べると販売価格が高い

「Google Pixel 9」発売から時間が経過し、キャンペーンやMNPセールを使えば手頃な価格で入手しやすくなっています。

Google Pixel 10とPixel 9の違いは少ない？

• RAM/ROM容量は変化なし
• 本体サイズ・重量・ディスプレイサイズ・解像度は変化なし
• アップデート保証期間は発売から7年間
• 対応バンドやミリ波への対応状況も変化なし
• CPU性能はそれほど上がらない

以下の8色のカラバリの中から、欲しいと思うカラーバリエーションを1タップで匿名投票できます。

Google Pixel 10は、スタンダードモデルとして初めてトリプルカメラ構成を採用し、望遠カメラを搭載しました。

Google Pixel 9 Pro/Google Pixel 9 Pro XLに搭載されているような望遠カメラ(ズームカメラ)が無印のGoogle Pixel 10にも搭載されることで、撮影や表現の幅は広がります。

Google Pixel 10のカメラ性能の売りは望遠カメラを無印モデルとして初めて搭載したことです。

ズーム機能を使った撮影にあまり馴染みがない方は、メインカメラと超広角カメラの性能はGoogle Pixel 9を買った方がスペック、満足度も高くなりそうです。

Google Pixel 10はGoogle Pixel 9と同じ解像度とスペックのOLEDディスプレイを搭載する見込みです。

ベゼル幅が細いすっきりとしたデザインの6.3インチディスプレイを搭載

画面サイズも含めディスプレイのスペックには進化がありません。

Google Pixel 10もPixel 9も独自チップのGoogle Tensorチップを搭載するスマホです。

Tensor G5とTensor G4のCPUの性能差はあまり無い可能性が高いですが、TSMCの3nmプロセスで製造されたチップに切り替わることで省電力化が進み、発熱が抑制される可能性があります。

Google Pixel 10のCPU

Tensor G5(TSMCが製造)

Google Pixel 9のCPU

Tensor G5(Exynosをベースに製造)

RAMメモリの容量、ROMストレージの選択肢はGoogle Pixel 10とPixel 9で変化はないでしょう。

Google Pixel 10の外観デザインはGoogle Pixel 9がベースとなっており、形状も質感も似ています。

Google Pixel 9のカラーバリエーションは彩度を抑えた落ち着きのある4色が用意されました。

Google Pixel 10のカラバリは以下の4色が用意されます。

今までのGoogle Pixelにはなかった新色3色を含む新鮮なバリエーションが特徴です。

Google Pixel 10がマーケティング面で打ち出す推し色は落ち着いた淡い紫色が選ばれました。

Porcelain(白いベージュ)に近い色合いはGoogle Pixel 10では選べません。

Google Pixel 10のベーシックなカラーはObisidian(黒)のみ

ハイスペックモデルのGoogle Pixel 10 Pro/10 Pro XLはPorcelainが選べます。

Google Pixel 10 ProのPorcelain

Google Pixel 10はPixel 9と比べてバッテリー容量が増加します。

有線接続時の急速充電機能も27Wから45Wへと強化されます。

別売りの充電器は30W以上のものを用意しない場合、最高速度での急速充電を行うことはできません。

セキュリティ認証や各種ワイヤレス機能の対応状況には違いがありません。

Google Pixel 10もGoogle Pixel 9も2つのモバイル回線を同時利用できるデュアルSIM機能、2つのモバイル回線を両方ともeSIMとして設定できるデュアルeSIMに対応しています。

Google Pixel 10のOSバージョンはAndroid 16と、Google Pixel 9より2世代新しいです。

Google Pixel 8以降の全機種は発売から7年間のOS、セキュリティアップデート保証に対応しています。

Google Pixel 9は国内4キャリアが使用する4G回線のバンドに加え、5G Sub6周波数帯のバンドをカバーしています。

Google Pixel 9はドコモ、au、ソフトバンクの3社のキャリアから発売されました。

2025年7月には楽天モバイルからGoogle Pixel 9aが発売され、これで国内4キャリアでGoogle Pixel端末が販売されることとなります。

Google Pixel 10は、セット販売される国内の4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)に満遍なく適合するバンドを実装しています。

Google Pixel 10の日本向けモデルの対応バンド

キャリア別バンド対応状況

エリアが限定的な5G mmWave(ミリ波)のバンドは日本国内ではn257ですが、Google Pixel 10もミリ波の搭載は見送られました。

ドコモ回線のみで使われている5Gバンドのn79は、ドコモでのセット販売を行わない多くのAndroidスマートフォンには搭載されていない周波数です。

ドコモは2024年のGoogle Pixel 8aから、セット販売の取り扱いを再開しました。

Google Pixel 10もドコモでセット販売が予定されており、独自5Gバンドのn79を搭載します。

ドコモの5G n79バンド搭載端末

• Google Pixel 8a
• Google Pixel 9
• Google Pixel 9 Pro
• Google Pixel 9 Pro XL
• Google Pixel 9 Pro Fold
• Google Pixel 9a
• Google Pixel 10
• Google Pixel 10 Pro
• Google Pixel 10 Pro XL
• Google Pixel 10 Pro Fold

Google Pixel 10の定価はGoogle Pixel 9と同じ値段に据え置きされました。

• Google Pixel 10 128GBモデル：128,900円
• Google Pixel 10 256GBモデル：143,900円

Google Pixel 9の定価

• Google Pixel 10 128GBモデル：128,900円
• Google Pixel 10 256GBモデル：143,900円

Google Pixel 10の定価は12万円以上のハイスペック機種です。

国内キャリアが展開するMNP乗り換えキャンペーンや2年返却プログラムを利用すれば定価を意識しない格安料金で端末を購入できる魅力があります。