Google Pixel 10とGoogle Pixel 9aの違いを徹底比較。どっちがいい？

Google Pixel 10が2025年8月21日(日本時間2025年8月20日)に開催されるMade by Googleイベントで正式発表される予定です。

Google Pixel 10 シリーズ 8.21 新登場

正式発表から1週間後にあたる2025年8月27日頃にGoogle Pixel 9aが国内で発売されることが濃厚になりました。

まもなく発売されるGoogle Pixel 10と、手頃な価格で販売されているGoogle Pixel 9aのスペックやデザインの違いを徹底解説します。

この記事内に記載されているスペック情報は2025年8月20日(日本時間)の正式発表前に過去の発売傾向やリーク情報から分析した内容となり、正式なスペックは一部が異なる可能性があります。

Google Pixel 10がPixel 9aよりも優れている点

• Google Pixel 10は無印モデル初の望遠カメラを搭載しトリプルカメラ構成になる
• Google Pixel 10は有線充電速度が45W、ワイヤレス充電速度が15WでGoogle Pixel 9aよりも速い
• Google Pixel 10はRAMメモリの容量がGoogle Pixel 9aよりも4GB多い12GBで動作がサクサク
• Google Pixel 10に搭載される予定のTensor G5チップはTSMCの3nmプロセスを採用し、省電力化と発熱の低減が期待できる

Google Pixel 10がPixel 9aよりも劣っている点

• Google Pixel 9aと比べてメインカメラ、広角カメラの性能に大きな違いが出ない/下がる可能性がある
• 格安で販売されているGoogle Pixel 9aと比べるとGoogle Pixel 10の販売価格はとても高く感じる
• Google Pixel 9aと比べて背面デザインの凹凸が多い(カメラバー復活)

Google Pixel 10とPixel 9aの違いは少ない？

• RAM/ROM容量は変化なし
• 本体サイズ・重量・ディスプレイサイズ・解像度は変化なし
• アップデート保証期間は発売から7年間
• 対応バンドやミリ波への対応状況も変化なし
• CPU性能はそれほど上がらない？

「Google Pixel 9a」発売から時間が経過し、キャンペーンやMNPセールを使えば手頃な価格で入手しやすくなっています。

Google Pixel 10は、スタンダードモデルとして初めてトリプルカメラ構成になると言われています。

Google Pixel 9a Pro/Google Pixel 9a Pro XLに搭載されているような望遠カメラ(ズームカメラ)が無印のGoogle Pixel 10にも搭載されることで、撮影や表現の幅は広がる見込みです。

Google Pixel 10のカメラ性能の売りは望遠カメラを無印モデルとして初めて搭載したことです。

ズーム機能を使った撮影にあまり馴染みがない方は、メインカメラと超広角カメラの性能は先代無印モデルのGoogle Pixel 9よりも低下する可能性が高いです。

Google Pixel 10はGoogle Pixel 9aと同じ解像度とスペックのOLEDディスプレイを搭載する見込みです。

画面サイズも含めディスプレイのスペックにはほとんど違いがありません。

Google Pixel 10もPixel 9aも独自チップのGoogle Tensorチップを搭載するスマホです。

Tensor G5とTensor G4のCPUの性能差はあまり無い可能性が高いです。

Google Pixel 9aのCPU

Tensor G4(Exynosをベースに製造)

TSMCの3nmプロセスで製造されたチップに切り替わることで省電力化が進み、発熱が抑制される可能性があります。

Google Pixel 10のCPU

Tensor G5(TSMCが製造)

ROMストレージの選択肢はGoogle Pixel 10とPixel 9aで変化がありません。

RAMメモリの容量はGoogle Pixel 10の方が1.5倍の12GBの容量を持ち、動作のサクサク度が向上します。

Google Pixel 10の本体サイズはGoogle Pixel 9とほぼ同じ寸法です。

Google Pixel 9aのディスプレイサイズは同じ6.3インチですが、本体サイズはGoogle Pixel 10よりも大きいです。

Google Pixel 9aのカラーバリエーションには、ベースモデルとなるGoogle Pixel 9よりも彩度が高めの鮮やかな色合いが採用されています。

Google Pixel 9は4色のカラバリが用意されていますが、いずれも彩度を適度に抑えた落ち着いた上質な色合いです。

Google Pixel 10も4色のカラーバリエーションが用意される見込みで、そのうち1色はティザーサイト上に製品画像が掲載されています。(淡い紫色)

Google Pixel 10がマーケティング面で打ち出す推し色は落ち着いた淡い紫色が選ばれました。

Google Pixel 10のカラーバリエーションのうち2色は、ベーシックなカラーを好む人向けの色合いとなる可能性が高いです。

Obsidian(黒系)、Porcelain(白いベージュ)に近い色合いがGoogle Pixel 10でも用意される可能性があります。

Google Pixel 10とPixel 9aのバッテリー容量に大きな違いはありません。

有線充電とワイヤレス充電の急速充電速度は、Google Pixel 9aよりもGoogle Pixel 10のほうが性能が高いです。

別売りの充電器は45W以上のものを用意しない場合、最高速度での急速充電を行うことはできなくなります。

セキュリティ認証や各種ワイヤレス機能の対応状況には違いがありません。

Google Pixel 10のOSバージョンはAndroid 16と、Google Pixel 9aより1世代新しいです。

Google Pixel 8以降の全機種は発売から7年間のOS、セキュリティアップデート保証に対応しています。

Google Pixel 9aは国内4キャリアが使用する4G回線のバンドに加え、5G Sub6周波数帯のバンドをカバーしています。

Google Pixel 9aは2025年4月にドコモ、au、ソフトバンクの3社のキャリアから発売されました。

2025年7月にはさらに楽天モバイルからGoogle Pixel 9aがオンライン限定で発売されました。

国内4キャリアでGoogle Pixel端末がセット販売されています。

Google Pixel 10もGoogle Pixel 9aと同様に国内4キャリアにバランスよく対応したバンドを搭載する可能性が高いです。

キャリア別バンド対応状況の予想。

ドコモ回線のみで使われている5Gバンドのn79は、ドコモでのセット販売を行わない多くのAndroidスマートフォンには搭載されていない周波数です。

ドコモは2024年のGoogle Pixel 8aから、セット販売の取り扱いを再開しました。

Google Pixel 10もドコモでセット販売が予定されており、独自5Gバンドのn79を搭載します。

ドコモの5G n79バンド搭載端末

• Google Pixel 8a
• Google Pixel 9
• Google Pixel 9 Pro
• Google Pixel 9 Pro XL
• Google Pixel 9 Pro Fold
• Google Pixel 9a
• Google Pixel 10
• Google Pixel 10 Pro
• Google Pixel 10 Pro XL
• Google Pixel 10 Pro Fold

エリアが限定的な5G mmWave(ミリ波)のバンドは日本国内ではn257ですが、Google Pixel 10もミリ波非対応で発売されそうです。

Google Pixel 10のアメリカでの販売価格や日本国内での販売価格は公式発表前のため不明です。

Google Pixel 10の販売価格は定価ベースだと10,000円程度は値上がりする可能性があります。

• 製造コストの増加
• アメリカの関税の影響を間接的・直接的に受ける可能性がある

Google Pixel 9aの定価は10万円以上のハイスペック機種です。

国内キャリアが展開するMNP乗り換えキャンペーンや2年返却プログラムを利用すれば定価を意識しない格安料金で端末を購入できる魅力があります。

Google Pixel 10も同様のキャンペーンを国内キャリアが打ち出してくる可能性が高いでしょう。

Google Pixel 9aの128GBモデルの定価は、Google Pixel 9と比べても5万円近く安いです。

Google Pixel 10の定価はさらに上がることが予想されており、Google Pixel 9aの安さが際立ちます。

Google Pixel 9aの日本国内での定価

• 128GB 79,900円
• 256GB 94,900円

Google Pixel 9の日本国内での定価

• 128GB. 128,900円
• 256GB 143,900円