この記事の著者
楽天モバイルやLINEMO/povo2.0/ahamoなどモバイルSIMを複数契約し、長期的な視点で評価しながら、通信クリエーション編集部のライターがコンテンツを制作しています。
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povoでデータ専用プランを選んでもLINEは今までのように使える?
画像引用元:povo
この記事ではこんな疑問に回答します。
- povoのデータ専用プランに切り替えても、LINEは今まで通り使えるが注意点もある
- 機種変更時のLINEの引き継ぎ作業には古いスマホが必要。
- 古いスマホが無い+LINEがGoogleアカウント/Apple IDと連携されていない場合、LINEのデータを引き継げないので注意
- povoの通話+データプランを選べばLINEの引き継ぎ時に必要になるSMS認証が簡単にできる
- 後から通話+データプランに切り替えることができないので、通話+データプランのほうが安心
povoのデータ専用プランに切り替えてもLINEは使えるが注意点がある
スマホのSIMを、povoのデータ専用プランに切り替えてもLINEアプリは今まで通り使えます。
画像引用元:LINE
特に注意が必要なのはスマホの機種変更時のLINEの引き継ぎ作業で、SMS認証が使えない点です。
画像引用元:LINE
ここから詳しく解説していきます。
データ専用プランはSMS認証の受信もできない
povoのデータ専用プランはSMSの送受信に対応していません。
データ専用プランの電話番号宛にLINEからSMSが自動送信しても、あなたのスマホには認証メッセージや認証番号が届きません。
「データ専用」プランは通話・SMSの利用はできますか?
「データ専用」プランをご利用の場合、通話・SMS・国際通話・国際SMSをご利用いただくことはできません。
povoのデータ専用プランを選ぶと、LINEアプリの引き継ぎ作業でSMS認証が使えない
機種変更時に古いスマホが手元にないとLINEを引き継げない可能性がある
古いスマホを手元に残していればSMS認証は必要にならない
古いスマホが手元にある場合は、簡単引き継ぎQRコード機能を利用してLINEのアカウントとトーク内容を新しいスマホに引き継ぐことができます。
LINE公式ヘルプ:「かんたん引き継ぎQRコード」でアカウントを引き継ぐには?
一方で、新しいスマホの購入時に、すでに古いスマホを売却や初期化してしまった場合、新しいスマホにLINEアカウントとトーク履歴を引き継げなくなってしまう場合があります。
古いスマホが手元にない場合はLINEアカウントを新しいスマホに移行できない場合も
一方で、古いスマホが手元にない場合は
“GoogleアカウントまたはApple IDとLINEアカウントの連携が済んでいる場合”
だけ、LINEアカウントを新しいスマホに引き継ぐことができます。
画像引用元:LINE
LINE公式ヘルプ:LINEアカウントの引き継ぎについて知りたい
GoogleアカウントやApple IDとLINEアカウントの連携は、古いスマホが手元にない場合、後から連携することができません。
そのため、
- かんたんQRコードで引き継ぎ
- 電話番号で引き継ぐ
- 異なる電話番号またはGoogleアカウント/Apple IDで引き継ぐ
の全ての手段が使えないため、新しいスマホでLINEを使うにはLINEアカウントを新規作成することしかできません。
画像引用元:LINE
データ専用プランはLINEの新規アカウント作成ができない
LINEの新規アカウント作成時に、セキュリティやユーザーの安全性管理の観点から電話番号を使った認証またはSMSによる認証が必須です。
povoのデータ専用プランはSMSも電話機能も使えないので、新しいLINEアカウントを作成することができません。
データ専用プランでできることとできないこと
ℹ︎ 表は左右にスライドできます
機能 | データ専用プラン |
通話+データプラン |
---|---|---|
通話 | 非対応 | 対応 |
SMS送信 | 非対応 | 対応 |
SMS受信 | 非対応 | 対応 |
データ通信 | 対応 | 対応 |
プラスメッセージ | 非対応 | 対応 |
テザリング | 対応 | 対応 |
LINEの新規アカウント作成は固定電話番号を使って自動音声認証を突破する方法もありますが、抜け道的な認証方法となっており今後はできなくなる可能性があります。
後からSMSが使えるプランに切り替えることもできない
povoでは、データ専用プランを選択して契約を済ませた回線を、後から通話+データプランに切り替えることはシステム上できません。
デュアルSIMで通話対応プランを契約していればLINEの認証やアカウント作成はできる
povoのデータ専用プランをサブ回線としてスマホに設定していて、別の契約で音声通話対応のSIMを契約済みの場合は、音声対応SIMの電話番号を使ってLINEの認証やアカウントの作成は可能です。
LINEを使うならpovoは通話+データプランを選ぼう
通話+データプランを選んでも、通話やSMS機能を一切使わなければ余計なコストは1円もかかりません。
提供されているデータトッピングのバリエーションと価格/有効期限はデータ専用プランと同一です。
データ専用プランは契約時に本人確認不要で即日契約できる手軽さがいちばんのメリットですが、LINEユーザーは通話+データプランで契約したほうが余計な心配が少ないです。