楽天モバイルは回線はどこの系列や会社なのか?キャリアについて解説。

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楽天モバイルやLINEMO/ahamoなど今どきのモバイルSIMを複数契約し、長期的な視点で評価しながら、通信クリエーション編集部のライターがコンテンツを制作しています。

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楽天モバイルはどの会社(キャリア)の回線につながるのか?

楽天モバイルはギガ使い放題で月額3,278円(税込)〜最安で1,078円(税込)で利用できる格安な「楽天最強プラン」が人気を集めています。

しかし、どこの回線を使用しているのか?回線のスピードや品質に影響は無いか?気になる方も多いことでしょう。

この記事の要点まとめ

  • 楽天モバイルが独自に構築した独立した4G(LTE)と5Gのモバイル回線網を使用している
  • 楽天モバイルのカバーエリアはドコモやau、ソフトバンク回線と比べるとやや狭く速度が劣る場合もある
  • 楽天モバイルの独自回線に繋がらないエリアにいる時は自動でKDDIのローミング回線に接続し圏外を防止する
  • 2024年春頃には楽天モバイルで待望の4Gプラチナバンド回線の提供を開始予定
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楽天モバイルは独自に整備した4G/5G回線でモバイル通信を提供している

2020年4月に楽天モバイルは、ドコモやau、ソフトバンクの後を追う形で4社目の携帯キャリアとして参入しました。

ワイモバイルやUQモバイルなど有名な格安ブランドは提供元の大手携帯キャリアのサブブランドという位置付けですが、楽天モバイルは楽天モバイル株式会社が直接提供するモバイル回線サービスです。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、楽天モバイルが自ら構築した独立した4G(LTE)と5Gのモバイルネットワークでデータ通信や電話機能を提供しています。

携帯業界の大手4社 回線サービス名
ソフトバンク ソフトバンク
ワイモバイル
LINEMO
KDDI au
UQモバイル
povo
ドコモ ドコモの各種プラン
(eximo、irumo、ahamo等)
楽天モバイル 楽天モバイル

楽天モバイルはよくあるMVNOの格安SIM(mineoやiijmio等)と異なり、他社に依存しない形で自社が整備したネットワークを用いている点で業界内外から注目されています。

自社整備の回線だからギガ使い放題でも低価格を実現している

楽天モバイルの主な特徴として、自社で設置した基地局からの電波を使用する「楽天回線」と、必要に応じて他社の回線を利用する「パートナー回線」の二つがあります。

楽天回線は、楽天モバイルのサービスの核となり、特にデータ通信無制限のプランはこの楽天回線によるサービスです。

楽天モバイルのRakuten最強プランは、自社で戦略的に整備した低コストで新しい技術をふんだんに採用したモバイル回線を強みに、

月間利用データ量 月額プラン料金
3GB以下 月額1,078円(税込)
3GBを超えて20GB以下 月額2,178円(税込)
20GB超 月額3,278円(税込)

と、ギガ使い放題のプランとしては驚きの低価格さでの提供を実現しています。

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楽天モバイル回線の使用バンド(周波数帯)は?

楽天モバイルは、現在以下の回線バンドを使用しています。

楽天モバイル独自回線のバンド

  • 5G(Sub-6):n77(3.7Ghz帯)
  • 5G(ミリ波):n257(28Ghz帯)
  • 4G:band3(1.7Ghz帯)
  • 4Gプラチナバンド:band28(700MHz帯)→2024年5月に提供開始予定

KDDIのパートナー回線のバンド

  • 4G:band18/26(800MHz帯)

楽天モバイルにスマホを持ち込む予定の場合は、自身のスマホの対応バンドと楽天モバイルの提供バンドが十分重なっているか、しっかりチェックしましょう。

楽天モバイルのウェブサイトでは、サービスエリアや周波数帯(バンド)に関する詳細情報が提供されており、ユーザーは自身の端末が対応しているかを確認することができます。

楽天モバイル独自のプラチナバンドを2024年5月に提供スタートへ

楽天モバイルは2024年5月より、新たに4G回線のプラチナバンドband28(700MHz帯)の提供をスタートする予定です。

楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は、2023年10月23日に総務省より認定を受けた、「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯(注1)において、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(以下「ノキア社」)が開発した無線機(以下「本機」)を採用し基地局を展開します。

引用元:楽天モバイル、“プラチナバンド” 700MHz帯の基地局展開においてノキア社製の無線機を採用

ドコモ、au、ソフトバンクの3社はすでに4G(LTE)回線でのプラチナバンドの提供を行っており、楽天モバイルにプラチナバンドがないことが回線品質の向上にとってネックとなっていました。

プラチナバンドは4G回線のため5Gよりは速度面では劣りますが、建物や障害物が多くある場所でも電波が隅々まで回り込んで届きやすい周波数帯(バンド)です。

この4Gプラチナバンドの提供開始により他社大手キャリア回線に近いレベルの繋がりやすさが実現する日が近づきそうです。

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楽天モバイル回線エリア外ではKDDI回線網に自動で接続

さらに、楽天モバイルは自社の回線を中心にサービスを展開している一方で、全国的なカバー率の高さを確保するために他社の回線との提携も行っています。

現状では楽天モバイル自社回線のみでは、ドコモやau、ソフトバンクと比べて人口カバー率が低くなりますが、KDDIパートナー回線への自動接続と合わせると、他社と遜色ない人口カバー率99.9%を実現しています。

画像引用元:楽天モバイル公式サイト

「Rakuten 最強プラン」誕生 料金据え置きでカバー率99.9%に

これにより、楽天モバイルの独自回線の範囲外でも通信サービスを継続することが可能になっています。

KDDI回線のギガ使用制限も撤廃され使い勝手が向上

なお、KDDIのパートナー回線を利用する場合、以前は月5GBの使用量を超えると速度制限がかかっていました。

現在ではRakuten最強プランへのリニューアルによりこの制限が撤廃され、無制限での利用が可能となりました。

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楽天モバイルは第4の携帯キャリアに該当する

楽天モバイルは独自の通信網を構築し運営するMNO(モバイルネットワークオペレーター=携帯キャリア)です。

楽天モバイルの回線契約数は2023年12月に600万回線を突破したことが発表されました。

携帯キャリアサービスの契約数が600万回線を突破したことをお知らせいたします

引用元:楽天モバイル、“プラチナバンド” 700MHz帯の基地局展開においてノキア社製の無線機を採用

楽天モバイルのスペックと価格は?

  • Rakuten最強プランだけのワンプランでシンプル
  • ◎月3GBのデータ利用なら月額1,078円(税込)で使える
  • ◎ギガを無制限に使い放題で月額3,278円(税込)までしか上がらない格安段階型プラン

初期費用◎:契約事務手数料もSIM送料もすべて無料
使用回線◎:人口カバー率99%以上の楽天自社回線+パートナー回線が利用可能
提供会社◎:4番目の携帯キャリアとなった楽天モバイルが提供
セットスマホ◎:最新のiPhone 15が4キャリア最安でお得に購入できる
回線品質◎:MVNOの格安SIMよりも大幅に速くて快適な

過去にはMVNO型の楽天モバイルの料金プランも申込受付をしていた

楽天モバイルでは、他キャリアの網を使用するMVNOプランも並行して提供しています。MVNOプランでは、利用されるキャリアはdocomoやauに限られます。

しかし、現在ではMVNOの楽天モバイルプランの申し込み受付は終了しており、新規加入や契約をすることはできません。

MNOとMVNOの間には、通信速度に差があるという点が、主な違いの一つとして挙げられます。

具体的には、MVNOは他社のネットワークを借用してサービスを展開しているため、多くの利用者が同時に接続する時間帯には、ネットワークが込み合うことが多いです。