審査がゆるいネット銀行の法人口座おすすめ5選【2024年最新】

審査がゆるいネット銀行の法人口座おすすめ5選【2024年最新】

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ネット銀行は審査がゆるく、設立当初の法人であっても比較的法人口座を開設しやすいのが特徴です。本記事では法人口座の審査がゆるくておすすめのネット銀行を紹介します。

審査がゆるいネット銀行の法人口座おすすめ

ネット銀行特徴
GMOあおぞらネット銀行ネット銀行の中でも特に審査が緩く、創業期でも法人口座開設できる
PayPay銀行比較的審査が甘く、最短3日程度で口座開設が可能
住信SBIネット銀行GMOあおぞらネット銀行と並んで審査が甘く、最短即日で口座開設可能
イオン銀行審査は厳しめだが、対面で担当者に説明できるチャンスがある
楽天銀行審査はやや厳しめ。海外送金手数料が安いので、海外と取引する事業者におすすめ。

上記以外のネット銀行(auじぶん銀行、ソニー銀行)などはそもそも法人口座開設を受け付けていません。

以下、各ネット銀行の特徴を紹介します。

GMOあおぞらネット銀行

審査がゆるいネット銀行「GMOあおぞらネット銀行」

【公式】GMOあおぞら銀行

GMOあおぞら銀行はネット銀行の中でも特に法人口座開設の審査が甘いのが特徴です。会社を設立して間もない時期で、売上が低い状況であっても、審査に通ることがあります。

実際に私自身の体験として、地方銀行や楽天銀行などでは審査落ちしたのに、GMOあおぞらネット銀行ではすんなり審査に通ったことがありました。既に1年以上経過していますが、利用上の問題も特にないため、現在はメインの法人口座として利用しています。

ほかにも「GMOあおぞらネット銀行は簡単に法人口座が開設できた」との口コミも見られました。

またGMOあおぞらネット銀行は、他のネット銀行とは違い、e-taxのダイレクト納付ができる点、社会保険料の口座振替支払いができる(令和6年4月~)のもメリットです。

令和6年4月1日(月曜)より、GMOあおぞらネット銀行にかかる「健康保険・厚生年金保険 保険料口座振替納付(変更)申出書」、「船員保険・厚生年金保険 保険料口座振替納付(変更)申出書」および「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」の受付を開始します。

GMOあおぞらネット銀行の保険料口座振替の開始|日本年金機構

良い評価
・とにかく審査が通りやすい!法人設立1年目でもOK
・厚生年金保険料、健康保険料、税金などの口座振替にも対応
・申し込みがネットで完結!最短1日で使える
・固定電話不要
・バーチャルオフィスでも申込み可能(提携バーチャルオフィスが豊富)

悪い評価
・ビジネスローンの融資上限が1,000万円
・提携ATMは3つだけ(セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行)

PayPay銀行

審査がゆるいネット銀行「PayPay銀行」

【公式】PayPay銀行

PayPay銀行も、比較的審査がゆるく簡単に口座を開設できたとの口コミが見られます。

会社HPがある、代表者を取引担当者にする、設立後半年以上経過しているなどの条件を満たしていれば、代表者の本人確認書類をアップロードするだけで審査に申し込める手軽さも魅力です。

また法人口座は最短3日程度で開設できます。

法人口座は最短3日程度で開設
引用元:法人口座開設のお申し込み – PayPay銀行(ビジネス)

他のネット銀行だと2週間程度要することもあるので、申し込みから口座開設までのスピード感もPayPay銀行のメリットでしょう。

良い評価
・最短3日で口座開設が完了
・法人代表者の本人確認書類だけでも申し込みが可能
・バーチャルオフィスでも申し込み可能

悪い評価
・ビジネスローンの融資上限は1,000万円
・e-taxのダイレクト納付、社会保険料の振替に非対応
・PayPay銀行宛でも振込手数料が55円かかる

住信SBIネット銀行

審査がゆるいネット銀行「住信SBIネット銀行」

【公式】住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行も比較的審査がゆるく、法人口座を開設しやすいネット銀行です。他の銀行で法人口座開設ができなくても、住信SBIネット銀行では審査が通ったとの口コミも見られます。

創業して間もない法人、売上が少ない法人でも口座を開設できる可能性があるため、選択肢の1つとして考えておくのがおすすめです。

また住信SBIネット銀行は、ネット銀行では最も早く単体で東証スタンダード市場に上場しているため、信頼性も高いと言えます。(例えばPayPay銀行は、ソフトバンクが上場しているものの、PayPayやPayPay銀行は非上場です)

3月29日、住信SBIネット銀行は東証スタンダード市場に上場した。上場時の時価総額は約1800億円と、群馬銀行や広島地盤のひろぎんホールディングスといった上位地銀に肩を並べる水準に躍り出た。

住信SBIネット銀、「1年越し上場」の理想と現実 銀行かテック企業か、市場と会社の見解に「溝」

さらにネット銀行の中では融資上限が高く、最大3,000万円まで無担保融資を受けられる点も住信SBIネット銀行の特徴です。

住信SBIネット銀行の特徴
引用元:事業性融資dayta | 法人のお客さま | NEOBANK 住信SBIネット銀行

良い評価
・東証スタンダード市場に上場しており信頼性が高い
・最短即日で口座開設が可能
・代表者の本人確認書類だけで口座開設申し込みが可能
・無担保で最大3,000万円まで融資を受けられる
・バーチャルオフィスでも法人口座申込みが可能

悪い評価
・Pay-easyに非対応なので取引がやや面倒くさい(2024年4月より対応予定)

イオン銀行

審査がゆるいネット銀行「イオン銀行」

【公式】イオン銀行

イオン銀行は法人口座を作れるネット銀行ですが、審査は上記3銀行に比べるとやや厳しめです。そもそも設立から半年程度実績がないと、審査すら受けられないとの口コミもあります。

また申込みフォームでの審査が通っても、本人確認書類の提出は対面で行う必要があり、手続きはやや面倒です。

法人口座・個人事業主口座を開設されるお客さまへお願い
口座開設は原則、対面での手続きとなります。

預金 |法人のお客さま|イオン銀行

一方でネット銀行ながらも窓口相談ができたり、社会保険料の口座振替ができたりするメリットもあります。

上記の特徴を踏まえると、イオン銀行の法人口座は創業初期ではなく、ある程度事業の実績ができてから申し込むのがおすすめです。

良い評価
・ネット銀行だが実店舗もあるため、窓口相談ができる
・社会保険料の口座振替が可能
・Pay-easyが利用可能
・ビジネスローンの融資上限は決まっていない(法人ごとに決まる)

悪い評価
・対面でしか口座開設ができない
・審査はやや厳しめ
・法人インターネットバンキング(ビジネスネットサービス)の利用に月額2200円かかる

楽天銀行

審査がゆるいネット銀行「」

【公式】楽天銀行

楽天銀行も法人口座を開設できるネット銀行ですが、審査はやや厳しめです。実際に口コミを調べてみると、楽天銀行の法人口座審査に落ちたとの内容が見られます。

それでも複数回申し込めば審査を通過できたとの口コミもあるので、一度落ちてしまっても期間を空けてもう一度申請するのもおすすめです。

楽天銀行の法人口座は、他のネット銀行に比べると海外送金サービスの手数料が固定、なおかつ安い点が特徴です。

ネット銀行海外送金手数料
楽天銀行1,000円
GMOあおぞらネット銀行0.7~1%程度(日々変動)
PayPay銀行金額や送金先で変動
※最安値は無料だが、高額送金が必要
住信SBIネット銀行海外送金非対応
イオン銀行金額や送金先で変動
※最安値は無料だが、高額送金が必要

海外との取引が多くなる事業形態なら、楽天銀行の法人口座開設をおすすめできます。

良い評価
・繰り返し申し込めば審査に通りやすくなる
・ビジネスローンの融資上限が高い(最大1億円)
・バーチャルオフィスでも申込み可能
・提携ATMが多い
・海外送金手数料が安い

悪い評価
・固定電話が必要
・審査に必要な書類が多い
・口座開設まで2週間程度かかる

ネット銀行の法人口座審査で通過率を高めるポイント

ネット銀行の法人口座を開設する際、審査の通過率を高めるポイントを紹介します。

事業実態を示す書類を揃える

ネット銀行の審査は、基本的に事業実態と代表者の信頼性を見ています。そのためネット銀行の法人口座申込時には、どんな事業を行っているのか明確に示す書類を多く添付しましょう。

ネット銀行の法人口座申込みフォームでは事業内容確認書類を添付できるため、事業計画書、定款、会社規約などの書類を準備するのがおすすめです。

メガバンクは少ない資料でも法人口座開設審査に申し込めるのがメリットですが、より多くの書類を準備した方が審査に通過する可能性も高くなります。

事業内容が具体的に分かる書類を用意する

事業実態を示す書類には、なるべく具体的に事業内容を記載しましょう。口頭で説明できる機会がない以上、事業内容を説明できるチャンスは書類にしかありません。

例えば不動産事業を行う場合でも、単に「不動産業」と記載するのではなく、「不動産の仲介」「不動産投資」などとより具体的に示すことで、口座開設の審査を通過できる可能性が高くなります。

行政機関による許認可書類を用意する

営業許可証など何かしら行政機関からの許認可書類を受け取っているなら、審査申込時に添付するのがおすすめです。行政機関が認可している=合法的な事業であるという証明になるため、信用度が高まり、審査に通過しやすくなります。

他社との取引がある証拠書類(請求書・発注書など)を用意する

既に事業を営んでおり、クライアントとの取引がある場合は、請求書や発注書などの書類を準備するのもおすすめです。請求書や発注書はクライアントが発行する書類であるため、任意で偽装することはできません。

つまり請求書や発注書は、事業計画書や業務委託契約書など自社で制作できるものに比べ、事業が行われていることを客観的に証明する書類と言えます。

請求書や発注書の枚数が多かったり、取引相手が多かったりすると、ある程度事業基盤が安定していると見なされ、口座開設の審査を通過できる可能性も高くなります。

会社のホームページを制作する

事業実態の証明や事業内容の詳しい紹介のため、会社のホームページ(コーポレートサイト)を制作するのもおすすめです。例えばPayPay銀行の場合は、法人口座開設申し込み時にホームページの有無を問われます。

法人口座開設申し込み時にホームページの有無を問われる
引用元:口座開設に必要な書類(法人のお客さま) – PayPay銀行(ビジネス)

ホームページを運営していれば、それだけで事業実態や事業内容を詳しく証明できます。法人口座開設時だけではなく、その後のマーケティングやリクルーティングにおいてもホームページは役立つでしょう。

ホームページ制作のスキルがない場合は、制作会社に依頼するのがおすすめです。

法人代表者の信用を高める

ネット銀行の法人口座開設審査は、事業実態と代表者の信用性が肝です。法人代表者に前科があったり、ブラックリストに掲載されていたりすると、審査落ちするリスクが高くなります。

既に信用に傷がついている人がこれから信用を回復するのは難しい(時間がかかる)ので、法人代表者を決める際は、なるべく信用性が高い人を選ぶことが重要です。

固定電話を設置する

固定電話を設置していると「事業実態がある」と判断されやすくなります。審査の通過率を高めいたいなら、会社に固定電話を置くのも効果的です。

なお楽天銀行のように、固定電話の設置を審査の必須要件としているネット銀行もあります。

事業所として応答可能な固定電話をご登録ください。(ひかり電話050は可/携帯電話、PHSは不可)

楽天銀行法人ビジネス口座申込み画面

実際には固定電話を設置していない場合でも、例えばバーチャルオフィスを借りて固定電話のオプションを付けることで、書類上は固定電話を設置しているように見せることも可能です。

バーチャルオフィスの料金
引用元:料金プラン | DMMバーチャルオフィス

過去に犯罪歴のない住所に拠点を置く

過去に法人絡みの犯罪が起きた場所に住所があると、既に悪い印象を持たれてしまい、審査で不利になる可能性があります。自社に落ち度がない部分で信用を下げてしまうのは損です。

可能であれば会社の拠点を決める際、過去にトラブルが起きていないかという点も考慮しましょう。

またバーチャルオフィスを利用する場合も同様です。なるべく評価が高く、良い口コミも多いバーチャルオフィスを選ぶことで、審査で不利になるリスクを防げます。

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ネット銀行の審査で厳しいなら地方銀行や信用金庫の法人口座もおすすめ

GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行は、ネット銀行の中でも特に法人口座開設の審査が甘くおすすめです。それでもなかなか思うように口座を開設できないこともあります。

その場合は、地元の事業者に手厚い支援をしてくれる地方銀行や信用金庫に足を運んで、法人口座を開設するのも良いでしょう。

銀行や信用金庫は担当者が窓口で話を聞いてくれるため、資料だけでは伝えられない部分もしっかりと伝えられます。「融資を条件に口座開設」など、条件付きで審査をクリアできるケースもあるので、法人口座を開設できない時の選択肢として考えておくのがおすすめです。

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