外注先のライターから納品された文章が「コピペ」かどうかを確認したいという方、業務で使用したい方におすすめの「高精度・高性能コピペチェックツール」を紹介します。
ツール名 | 料金(税込) | 精度 | 無料 | 提供形態 |
---|---|---|---|---|
▼コピペリン | 6,600円/年 | 中 | × | ソフト |
▼盗作チェッカー | 1,121〜17,138円/月 | 低 | ○ | オンライン |
▼CopyMonitor | 44,000円〜500,000円/年 | 高 | ○ | オンライン |
▼コピペルナー | 7,326〜4,730,000円/年 | 高 | × | ソフト、 サーバー |
▼iThenticate | 11,000〜34,000円/回 | 中 | × | オンライン |
▼chiyo-co | 4,400〜55,000円/月 | 高 | ○ | オンライン |
▼EmmaTools | 65,780円/月 | 中 | ○ | オンライン |
目次
- コピペリン|文節ごとにチェックするから精度が高い!価格も安いコピペチェッカー
- 盗作チェッカー|.pdf、.txtなど複数のファイル形式に対応!海外製コピペチェッカー
- CopyMonitor(コピーモニター)|膨大なデータベースを使用した論文コピペチェッカー
- コピペルナー|法人向けならこれ!複数人で使える「大容量」コピペチェッカー
- iThenticate(アイセンティケイト)|30カ国語以上に対応!海外論文コピペチェッカー
- chiyo-co(ちよこ)|キーフレーズを抽出!類似コンテンツを見つけられるコピペチェッカー
- EmmaTools(エマツールズ)|文章のクオリティが確認できるSEO対策ツール!コピペチェックも可能
- 有料コピペチェックツールが必要な理由
- コピペチェックツールの選び方
コピペリン|文節ごとにチェックするから精度が高い!価格も安いコピペチェッカー
コピペリンは、株式会社サクラボが提供するコピペチェックツールです。
文章全体だけではなく「文節ごと」のコピペチェックが可能で、さらに返金保証付き、操作方法などのメールサポート体制も充実しています。
文字数 | 要問合せ |
料金 | ◎有料 年間6,600円(月額およそ500円) |
提供形態 | ソフト型 |
コピペリンの使い方・チェックの流れ
コピペリンの使い方はシンプル!「チェックしたいファイルを選択するだけ」でOKです。
Web上からコピペを探すのも早く、「Web+記事同士」「ファイル同士」の両方からチェックが出来ます。
怪しい部分はアラート表示され、赤字は「曖昧連続一致」、下線は「完全一致」を表しています。
コピペリンの3つの特徴
コピペリンの大きな特徴は次の3つです。
- 文節ごとにコピペチェックしてくれる
- 幅広いファイル形式に対応
- 外注ライターに共有できる
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①文節ごとにコピペチェックしてくれる
まずコピペリンの1つ目の特徴は「文節ごと」にコピペチェックが可能な点です。
文章全体のコピペチェッカーが多い中で、コピペリンでは文章を分解して、より細かい単位でチェックするため、精度の高い判定を実現しています。
特徴②幅広いファイル形式に対応
2つ目の特徴は、「幅広いファイル形式」でチェックが可能な点です。
テキストをそのまま貼り付ける場合を始め、「TEXT」「CSV」「Word」「Excel」さらに「URL」の指定も可能で、ほぼ全てのチェック形式に対応しています。
特徴③外注ライターに共有できる
3つ目の特徴は、判定結果を「外注ライターに共有できる」点です。
リッチテキストファイルで作成された2種類のレポートを、そのまま共有することができ、外注ライターさんに、「修正部分」を説明する手間を省けます。
盗作チェッカー|.pdf、.txtなど複数のファイル形式に対応!海外製コピペチェッカー
盗作チェッカーは、海外企業のSmall SEO Toolsが提供するコピペチェックツールです。
無料ツールでは珍しく、「.pdf」を始め「.tex, .txt, .doc, .docx, .odt, .rtf」などの複数のファイル形式を用いた、コピペチェックが可能です。
文字数 | 〜1000文字(無料) 〜25,000文字(有料) 〜510,000文字 ※プランにより変動します |
料金 | ◎基本無料 ◎有料プラン(月額)ベーシックI $9.8(およそ1,121円) II $19.8(およそ2,265円) III $39.8(およそ4,553円) IV $59.8(およそ6,841円) クラシック$24.8(およそ2,837円) I $39.8(およそ4,553円) II $59.8(およそ6841円) III $79.8(およそ9,129円) エンタープライズ$29.8(およそ3,409円) I $49.8(およそ5,697円) II $99.8(およそ11,417円) III $149.8(およそ17,138円) |
提供形態 | オンライン型 |
盗作チェッカーの使い方・チェックの流れ
サイトにアクセス後「ボックス内にテキストを入力」または、ファイルのアップロード、URL指定をするとチェックが可能です。
盗作チェッカーの3つの特徴
盗作チェッカーの大きな特徴は次の3つです。
- 1000文字までは「無料」でチェックしてくれる
- 細かく料金プランが設けられている
- 多言語対応
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①1000文字までは「無料」でチェックしてくれる
1つ目の特徴は、「1000文字までは無料でコピペチェックしてくれる」点です。
サイトにアクセス後すぐに使用できるので、実際に使い勝手をチェックしておきたい方や、少ない文量をチェックしたい方におすすめです。
特徴②細かく料金プランが設けられている
2つ目の特徴は、「細かく料金プランが設けられている」点です。
大きく分けて「ベーシック」「クラシック」「エンタープライズ」に分かれていますが、そこからさらに4つのプランに枝分かれしており、文量によって細かく料金設定が可能となっています。
特徴③多言語対応
3つ目の特徴は、「多言語対応」な点です。
盗作チェッカーは運営元が、海外企業なので「英語」をはじめ「中国語」「韓国語」「イタリア語」など、様々な言語に対応しています。
CopyMonitor(コピーモニター)|膨大なデータベースを使用した論文コピペチェッカー
次に紹介するのは「CopyMonitor(コピーモニター)」です。
このツールは、学生のレポートや論文をチェックするのに最適で、国内外の膨大なデータベースから、AIを用いた精度の高いチェックが可能です。
文字数 | 〜30,000文字 |
料金 | ◎有料 個人用ライセンス 22,000円(6ヶ月) 団体用ライセンス 500,000円(1年) 機関向け、要問合せ ※5日間の無料トライアルあり |
提供形態 | オンライン型 |
CopyMonitor(コピーモニター)の使い方・チェックの流れ
他のツール同様、まずは文書ファイルをアップロードします。
その後「チェック範囲」の設定ができるので、指定の上「剽窃チェック」「判定結果の確認」へと進む流れになります。
↓使い方デモ動画
CopyMonitor(コピーモニター)の3つの特徴
CopyMonitor(コピーモニター)の大きな特徴は次の3つです。
- 一度に「複数」の文書ファイルをアップロードできる
- チェック範囲の指定が可能
- 過剰な類似度を防いでチェックしてくれる
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①一度に「複数」の文書ファイルをアップロードできる
1つ目の特徴は、「一度に「複数」の文書ファイルをアップロードできる」点です。
最大30,000文字のテキストを始め、Word、Excel、さらにPowerPointにも対応しており、オフィス系ソフトのファイル形式はすべて網羅しています。
特徴②チェック範囲の指定が可能
2つ目の特徴は、「チェック範囲の指定が可能」な点です。
目次を始め、参考文献、引用、出典などをチェック範囲から除外することができたり、チェックする文章の範囲を、自由に決めることができたりします。
特徴③過剰な類似度を防いでチェックしてくれる
3つ目の特徴は、「過剰な類似度を防いでチェックしてくれる」点です。
よく使われる「一般用語」をデータベース化することで、過剰に類似度判定が高くなることを防いでおり、より高性能なチェックが可能です。
コピペルナー|法人向けならこれ!複数人で使える「大容量」コピペチェッカー
続いて紹介するのは、株式会社アンクが提供する「コピペルナー」です。
こちらは主に法人向けで、全国各地の478の大学、271の企業、官公庁、団体への導入実績のある、大規模なコピペチェックツールです。
文字数 | 1,048,576文字以上 |
料金 | ◎有料・コピペルナーV5 ソフト版(1ユーザー当たり) アカデミック永続ユーザーライセンス 38,830〜49,830円 年間ユーザーライセンス 7,326〜8,646円 ビジネス永続ユーザーライセンス 121,000〜132,000円 年間ユーザーライセンス 24,200〜26,400円 ・サーバー版 1ソケット 1,925,000円 2ソケット 2,860,000円 3ソケット 3,795,000円 4ソケット 4,730,000円 ※年単位で別途「保守料金」が発生します。 |
提供形態 | ソフト、サーバー型 |
コピペルナーの使い方・チェックの流れ
コピペルナーV5には「購入申込みフォーム」が設けられており、こちらに必要情報を入力の上、導入の手続きを進めてください。
コピペルナーの3つの特徴
コピペルナーの大きな特徴は次の3つです。
- 学校への導入実績が610校以上
- 一括コピペチェックが可能
- Web上の「検索キーワード」を設定してチェックできる
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①学校への導入実績が610校以上
1つ目の特徴は、「学校への導入実績が610校以上」という点です。
教育機関向けのライセンスも豊富で、小中学校、高校、大学はもちろん、図書館などの官公庁や一般企業などの組織で使用されています。
特徴②一括コピペチェックが可能
2つ目の特徴は、「一括コピペチェックが可能」な点です。
インターネットはもちろん、J-STAGE、文献集、過去のレポートなど、いくつもの膨大な文章を一括でチェックできるため、文字数の制限を気にせずに使用できます。
特徴③Web上の「検索キーワード」を設定してチェックできる
3つ目の特徴は、「Web上の「検索キーワード」を設定してチェックできる」点です。
チェック対象のファイル内で「頻出する単語」や「文節」を自動で抽出して、キーワードとして設定することで、効率の良いチェックを実現しています。
iThenticate(アイセンティケイト)|30カ国語以上に対応!海外論文コピペチェッカー
次に紹介するコピペチェックツールは、多国籍企業のターンイットイン・ジャパン合同会社が提供する「iThenticate(アイセンティケイト)」です。
こちらは、30カ国語以上の学術文書をチェックでき、毎月「研究者」や「大学教授」を対象とした、使い方の説明会も開催しています。
文字数 | 〜25,000文字 〜75,000文字 ※プランにより変動します |
料金 | ◎有料 Individual Package $100.00(およそ11,000円) 3 Credit Package $300(およそ34,000円) |
提供形態 | オンライン型 |
iThenticate(アイセンティケイト)の使い方・チェックの流れ
お問い合わせフォームより、必要情報を入力の上、導入の手続きに進んでください。
iThenticate(アイセンティケイト)の3つの特徴
iThenticate(アイセンティケイト)の大きな特徴は次の3つです。
- 早稲田大学、上智大学など200を超える国内実績がある
- 共同作業ができる
- 毎月「使い方」の説明会が開催される
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①早稲田大学、上智大学など200を超える国内実績がある
1つ目の特徴は、「早稲田大学、上智大学など200を超える国内実績がある」点です。
有名私立大学を始め、日本国内では200を超える学術機関への確かな導入実績があり、信頼性の高いコピペチェックツールといえます。
特徴②共同作業ができる
2つ目の特徴は、「共同作業ができる」点です。
ドキュメント間の共有により、複数の人が同時にツールを使用することが可能で、外注先などとリアルタイムでやり取りができます。
特徴③毎月「使い方」の説明会が開催される
3つ目の特徴は、「毎月「使い方」の説明会が開催される」点です。
これから利用するかどうか検討中の方も、説明会に参加することで「実際にツールを使うイメージ」が湧きやすく、判断材料の1つとして活用できます。
chiyo-co(ちよこ)|キーフレーズを抽出!類似コンテンツを見つけられるコピペチェッカー
chiyo-co(ちよこ)は、CROCO株式会社が提供するコピペチェックツールです。
特に「Webメディア」を運営している方におすすめで、文章の特徴的な表現(キーフレーズ)を抽出し、類似文章の発見や著作権侵害のリスクまで調査できます。
文字数 | 1000文字で1カウント〜2,000,000文字 |
料金 | ◎月10回まで、無料 ◎有料プラン(月額) プラン100 4,400円 プラン500 16,500円 プラン2000 55,000円 |
提供形態 | オンライン型 |
chiyo-co(ちよこ)の使い方・チェックの流れ
ツールを利用するには、まず「CROCO ID」の作成が必要になります。
chiyo-co(ちよこ)の3つの特徴
chiyo-co(ちよこ)の大きな特徴は次の3つです。
- 特徴的な表現(キーフレーズ)を抽出してくれる
- 自然言語処理技術を活かした解析ツールを使用している
- 無料プランも用意されている
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①特徴的な表現(キーフレーズ)を抽出してくれる
1つ目の特徴は、「特徴的な表現(キーフレーズ)を抽出してくれる」点です。
コピペや類似箇所だけではなく、キーフレーズを抽出することで「文章の癖」を探してくれるので、著作権保護の観点からも有用といえます。
特徴②自然言語処理技術を活かした解析ツールを使用している
2つ目の特徴は、「自然言語処理技術を活かした解析ツールを使用している」点です。
検索ニーズに沿った記事を執筆しているかどうかや、キーワード群の調査など、Webコンテンツがより良いものになるような、支援ツールも充実しています。
特徴③無料プランも用意されている
3つ目の特徴は、「無料プランも用意されている」点です。
解析カウント数は「10回/月」までという制限付きではありますが、無料プランのまま継続的に使用することも可能のため、まずはこちらを試してみるのも良いでしょう。
EmmaTools(エマツールズ)|文章のクオリティが確認できるSEO対策ツール!コピペチェックも可能
株式会社EXEDIAが提供する、SEOライティングツール「EmmaTools(エマツールズ)」です。
こちらはSEOメインのツールですが、一機能として「コピペチェック」が可能で、Webメディアを運営している方や、文章のクオリティを確認したい方にもおすすめです。
文字数 | 要問合せ |
料金 | ◎有料プラン(月額) 65,780円 ※無料トライアルあり |
提供形態 | オンライン型 |
EmmaTools(エマツールズ)の使い方・チェックの流れ
こちらもお問い合わせフォームより「資料請求」することで、導入手続きへ進めます。
EmmaTools(エマツールズ)の3つの特徴
EmmaTools(エマツールズ)の大きな特徴は次の3つです。
- 外部ライター管理機能がある
- チャットを使用した、万全のサポート体制
- SEO対策など、文章の「クオリティ」もチェックしてくれる
それぞれ詳しく紹介します。
特徴①外部ライター管理機能がある
1つ目の特徴は、「外部ライター管理機能がある」点です。
SEO対策全般を扱っているツールのため、外部ライターへの依頼状況もツール上で確認することができ、ライティング業務を一括管理できます。
特徴②チャットを使用した、万全のサポート体制
2つ目の特徴は、「チャットを使用した、万全のサポート体制」点です。
他にも購入から3ヶ月間は「導入支援プログラム」があったり、初期設定などの「サポートサイト」も整っており、様々な角度から使い方を学べます。
特徴③SEO対策など、文章の「クオリティ」もチェックしてくれる
3つ目の特徴は、「SEO対策など、文章のクオリティもチェックしてくれる」点です。
「テーマ網羅性」「キーワード比率」「文字量」など、独自の判定基準を用いた、多角的なチェックで、クオリティの高い文章に仕上げることができます。
有料コピペチェックツールが必要な理由
1.SEO対策に影響し、上位表示されない恐れがある
まず他のサイトのコンテンツをコピーして記事を作成した場合、Googleからペナルティを受けるため「SEO対策」に影響を及ぼします。
せっかく執筆しても「上位表示」されなければ、ユーザーに読んでいただけません。
検索エンジンで上位表示されていることは、一定の「信用」の担保にも繋がるので、運営メディアや企業のイメージダウンが起こらないように、高精度のコピペチェッカーを使う必要があります。
2.著作権侵害のリスク回避
コピペ記事を投稿した場合、「著作権侵害」で訴えられる恐れもあります。
コピペであることが1つでも発覚した場合、それまで積み上げてきたものを失い、最悪の場合、損害賠償金の請求や、運営メディアの閉鎖に繋がってしまうかもしれません。
こうしたリスクを回避するためにも、コピペチェックツールを活用しましょう。
3.重複コンテンツによるペナルティのリスク
執筆した記事が、他のサイトのものと似通っている場合、検索エンジンにおいて「重複コンテンツ」とみなされてしまう恐れがあります。
悪意を持ってコピペをしている訳ではなくても、結果的にコピペとされてしまう可能性もあるのです。
特に「情報源の少ないジャンル」や、「引用文」を掲載する場合は、一度コピペチェックツールを通してから公開するように心掛けましょう。
コピペチェックツールの選び方
最後に、どのコピペチェックツールが良いのかわからないという方に向けて、選び方のポイントを3つ紹介いたします。
1.1文字当たりの費用はどうか?
多くのコピペチェックツールでは、チェック可能な「文字数」や「回数」に制限があります。
そのため、単純に安価なツールを購入してしまうと、コピペチェックの手間や時間が余計にかかる恐れがあります。
「1文字当たりの費用」のコスパをしっかりと確認し、使用用途に合うツールを選択しましょう。
2.チェックの方法は「テキスト」か?「ファイル」や「URL」か?
一口にコピペチェックツールと言っても、様々なチェック方法があります。
例えば、文字をそのまま貼り付けるタイプの「テキスト形式」や、.pdfや.docのまま調べられる「ファイル形式」、2つ以上のサイトの比較が可能な「URL形式」など様々です。
ご自身が調べたい「文章フォーマット」に合う機能が搭載されているか、しっかりと確かめましょう。
3.使いやすいデザインかどうか?
意外と盲点ですが、コピペチェックツールの「使いやすさ」や「デザイン」も重要なポイントです。
日々の業務で触れることになるツールのため、画面の見やすさ、操作性、出力結果のレポートなどが使いづらいデザインでは、せっかく購入したのに使わなくなる恐れもあります。
「無料トライアル」がある場合は、活用したり「実際のチェック画面」を公式サイトで確認したりしておきましょう。
皆様にとって、使いやすいコピペチェックツールが見つかることを願っています。