ラッコキーワードはSEOでブログやウェブサイトを運営している人は必須のSEOツールです。サジェストを無料で調べることができるので、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ここではラッコキーワードの使い方や活用方法、その他ラッコツールで便利なSEO機能を紹介して行きます。ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEOライティングにおすすめの便利ツール【12選】
ラッコキーワードとは?
ラッコキーワードとは、ラッコ株式会社が提供する無料のサジェスト(関連キーワード)ツールです。旧名は関連キーワードツール( 仮名・β版 )という名前で8年間使われてきました。
ラッコキーワードは、調べたいキーワードを入力すると、そのキーワードに関連するキーワードが一覧で表示されます。関連キーワードをブログやWEBサイトの見出しやコンテンツに入れたり別ページで作ることによって、サイト全体の網羅性が高まりSEO評価が高くなるとも言われています。
SEOで上位表示を目指す人にとっては必須のSEOツールと言えるでしょう。
ラッコキーワードはGoogle検索の関連キーワードが取得できる
ラッコキーワードの取得結果には、Google検索の下に表示される関連キーワードが一覧で表示されます。1つずつGoogle検索で調べることを考えると、かなりの時間短縮になるので便利です。
今のGoogleSEOでは、Google検索の下に表示される関連キーワードを使って記事を作ったり、記事の見出しやコンテンツに入れ込むことで、SEO評価が高くなると言われています。
SEOを使ってGoogle検索の上位を目指している人は、ぜひラッコキーワードを使ってサジェストを利用してページを作って行きましょう。SEOの考え方によって違いますが、「1サジェスト1ページ」で作る人もいますし、似ているキーワードは合算して1ページを作る人もいます。
SEOサイトの場合はサジェストを中心としてサイト構成を組みたてて行くことが基本となっているので、ラッコキーワードを使って行くのをおすすめします。
登録なしの場合は1日5回までの利用制限あり
ラッコキーワードは現在登録制になっていて、登録しなくても利用することができますが、1日5回までしか調べることができません。登録はメールアドレスだけで簡単に登録できるので、ぜひ登録しておきましょう。
(以前は1日20回まででしたが、現在は無登録の場合、1日5回に制限されています)
ラッコキーワードの活用方法
ラッコキーワードで得たサジェストは次のような使い方ができます。SEOの考え方によって違いますが、多くの人がこのような使い方をしています。
- サジェスト1つで1記事を作成する
- 似た意味のサジェストを合算して記事を作る
- 3語のサジェストを見出しに入れる
それぞれ詳しく解説します。
サジェスト1つで1記事を作成する
昔からのやり方ですが、ラッコキーワードで表示されるサジェスト1つで1記事を作成する方法です。
「サジェストが表示されるということは、一定量の検索ボリュームがあるだろう」という考えを元に、サジェスト1つに対して1記事を作って行きます。
サジェストを上から順番に記事を作って行けば良いので、特に頭を使わなくても記事のテーマが決まるためとても簡単です。
似た意味のサジェストを合算して記事を作る
表示されるサジェストの中には似たような意味のキーワードも出てきます。先ほどは1サジェスト1記事を紹介しましたが、画像のように「ラッコキーワード 使い方」と「ラッコキーワード 見方」など似たような意味を1つの記事に合算して、タイトルや見出しに使う方法もあります。
カニバリズム(重複)した記事を作ることでSEO効果が下がるのではないか?という意見もあり、似たような意味のキーワードは1つの記事にまとめてしまう人もいます。
SEOにおける「カニバライゼーション(共食い)」とは?
Web担当者Forum
→ 複数のページが、同じ(あるいは非常に似通った)キーワードやキーワード群をめぐって競合している問題のこと
3語のサジェストを見出しに入れる
ラッコキーワードは、一定量のボリュームがあると、2語だけでなく3語でもサジェストが表示されます。1語で検索して出なかったサジェストも、2語で検索すると3語のサジェストが表示されることがあります。
ある程度、検索ボリュームが多いキーワードの記事を書く時は、2語で再検索して、3語のサジェストをタイトルや見出しに入れ込んで記事を書くようにしましょう。
ラッコキーワードの登録方法
ラッコキーワードに無料登録することによって、1日5回の制限がなくなり無制限で利用することができます。登録はとても簡単なので、ぜひやっておきましょう。
まずラッコキーワードのトップページ右上にある「新規登録」をクリックしましょう。
メールアドレスを入力して「登録」をクリックします。
ラッコキーワードからメールが来るので確認しましょう。
メールを確認して認証URLをクリックします。
ラッコIDとパスワードが発行されます。ラッコIDは特に使いませんが、パスワードは忘れないようにメモしておきましょう。
これでラッコキーワードの無料登録が完了です。無制限に利用することが可能になりました。
ラッコキーワードの使い方とサジェスト取得方法
ラッコキーワードの使い方を紹介して行きます。ラッコキーワードの使い方はシンプルで簡単です。
ラッコキーワードにアクセスして調べたいキーワード(今回の場合はラッコキーワード)を入力しましょう。
調べたいキーワードのサジェストワードが一覧で表示されます。これを使ってサイト構成や作る記事を考えて行きます。
右上の「全キーワードコピー」や「CSVダウンロード」を使えば、簡単にコピペやエクセルにダウンロードすることが出来るので活用して行きましょう。
ラッコキーワードでは検索ボリュームが表示されないのがデメリット
ラッコキーワードでは関連キーワードは取得できますが、検索ボリュームが(月間の検索回数)が表示されないところがデメリットです。
より詳しく分析したいなら「Googleキーワードプランナー」と組み合わせて使いましょう。狙っているキーワードが月にどれくらい検索されているか調べられます。
この無料ツールを使用すると、ビジネスに関連する新しいキーワードを見つけたり、そのキーワードの検索数の見積もりや、キーワードをターゲティングする費用の見積もりを確認したりできます。
Google広告ヘルプ
キーワードプランナーは無料の場合は「おおまかな検索数」しか表示されませんが、少額でも広告を出すことで細かいキーワードまで見ることができます。
(Googleキーワードプランナー以外だとUbersuggestなどが無料で月間ボリュームを検索できます)
ラッコキーワードのサジェストをキーワードプランナーでボリューム検索する手順
キーワードの検索ボリュームを調査する具体的な手順を解説します。
- ラッコキーワードから「全キーワードコピー」をクリックします。
- Googleのキーワードプランナーにアクセスして「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
- 先ほどコピーしたキーワード郡を貼り付けて、「開始する」をクリックしましょう。
そうすると、このように月間検索ボリュームのあるキーワードが表示されます(Google広告に課金していると、このように細かい数値が出ます)。
Googleのデータなので、かなり正確な数値です。ここから、月間検索数の多いキーワードを中心に記事を作ったり、見出し設定をして行くことで、SEOに強い記事を作ることができます。
ラッコキーワードの利用方法(応用編)
ラッコキーワードでは、サジェスト調査以外にもSEOに役立つツールがあるので紹介します。
Q&Aを見る
Q&Aを見るは調査したいキーワードが「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」でどんな悩みがあるのか調べることができます。ラッコキーワードでキーワード検索した後にQ&Aを見ることができます。
Yahoo!知恵袋などに書き込みをしているということは、ネットで調べても答えが載っていない可能性もあり、記事のコンテンツネタにするヒントになります。
記事で書く内容が不足している時や、記事のボリュームを増やしたい時は、「Q&Aを見る」を使って、コンテンツのネタ探しをしてみると良いでしょう。
(Q&Aのすぐ下にある「ニュース/話題を見る」や「Googleトレンドを見る」も同じくコンテンツのネタ探しになります)
共起語β
共起語βは調べたいキーワードの共起語を調査できるツールです。ラッコキーワードでキーワード検索した後に共起語βを見ることができます。
共起語を入れることによって、SEOに強いページを作ることができると言われています。
共起語とは、そのキーワードで上位表示しているサイトのタイトルや見出し、コンテンツに出てくるキーワード一覧のことです
ラッコキーワードで検索した後に、「共起語β」をクリックします。
そうすると、調べたいキーワードの共起語が表示されます。
「タイトル」「見出し」「コンテンツ」などで並び替えすることができるので、タイトルに適したキーワードや見出しに適したキーワードなど、優先順位を付けてキーワードを使うことができます。
SEOに強いページを作る時に利用してください。
見出し抽出
見出し抽出は上位サイトの「見出しの数」と「文字数」を見ることが出来ます。ライバルサイトの1ページのコンテンツ量を見る目安として役立ちます。
ラッコキーワードで検索した後に、「見出し抽出」をクリックします。
そうすると、このようにキーワード上位サイトの「見出しの数」と「文字数」を見ることができます。SEOはコンテンツを網羅的に書くと評価されやすい性質があり、ライバルサイトよりもコンテンツ量を増やす方が評価されやすくなっています。
ライバルサイトが調べたキーワードでどれくらいの量のコンテンツを書いているか確認することで、自分が書くコンテンツ量を調査することが可能です。
ぜひラッコキーワードでサジェストを見るだけでなく「共起語β」や「見出し抽出」で共起語やライバルサイトの調査をして、より良いコンテンツを作って行きましょう。
周辺語・連想語
周辺後・連想語は、そのキーワードの周辺でよく使われているキーワードが一覧で表示してくれる機能です。コチラもラッコキーワードでサジェスト検索した後に調べることができます。
周辺語・連想語は「共起語」と似たような言葉ですが、共起語よりも幅広くキーワードを表示してくれるのが特徴です。ニッチなサジェストの場合は共起語が少ない場合もありますので、その時は周辺語・連想語からキーワードを見つけてコンテンツ作りをして行くと良いでしょう。
ただ、キーワードの範囲が広いため、あまり関係ない周辺語・連想語が表示されることも多いです。キーワードは一覧の中からピックアップして使うようにしましょう。
まとめ:ラッコキーワードはサジェスト調査に必須のSEOツール
今回はラッコキーワードの使い方や登録方法について紹介して来ました。SEOを使って上位表示したい人はラッコキーワードは必須のツールとなります。月間検索数が表示されないのがデメリットなので、GoogleキーワードプランナーやUbersuggestなどを使って、月間検索も調べながら使って行きましょう。
ラッコキーワードはサジェストだけでなく「共起語β」や「見出し抽出」など、記事作りに便利な機能もたくさんあります。合わせて利用して行くことで、SEOに強い記事作りが可能になります。
無料で使えるので、ぜひラッコキーワードを活用して行きましょう。